ベネット・ミラー
初監督作のドキュメンタリー映画「The Cruise(原題)」(98)がベルリン国際映画祭などで高い評価を得る。05年、米小説家トルーマン・カポーティ(「ティファニーで朝食を」「冷血」)の伝記映画「カポーティ」で劇場映画デビュー。同作の脚本は高校時代からの親友ダン・ファターマンが執筆したもので、アカデミー賞では作品賞・監督賞・脚色賞など5部門にノミネート。主演のフィリップ・シーモア・ホフマンにオスカーをもたらし、早くも手腕が認められる。監督第2作は、大リーグ球団のゼネラルマネージャーの奮闘を描いたノンフィクション小説の映画化「マネーボール」(11)で、当初監督する予定だったスティーブン・ソダーバーグに代わってメガホンをとった。