ガブリエレ・ムッチーノ
伊ローマ出身。ボランティアで監督助手を経験したことをきっかけに映画の世界に興味を抱き、イタリア国立映画実験センターで演出と脚本を学ぶ。1998年の長編監督デビュー作「Ecco fatto(原題)」でダビッド・ディ・ドナテッロ賞や伊映画批評家協会賞の新人賞にノミネートされ、続く「Come Te Nessuno Mai(原題)」(99)も国際映画祭で高評価を受ける。01年の「最後のキス」でダビッド・ディ・ドナテッロ賞の監督賞と脚本賞を受賞し、米サンダンス映画祭の観客賞も受賞。モニカ・ベルッチ主演の「リメンバー・ミー」(03)でダビッド・ディ・ドナテッロ賞の作品賞・監督賞・脚本賞を受賞し、ウィル・スミスとその息子ジェイデンが親子役で共演した「幸せのちから」(06)でハリウッドに進出。続く「7つの贈り物」(08)でもスミスとタッグを組み、その後も「もう一度キスを」(10)、「スマイル、アゲイン」(12)、「パパが遺した物語」(15)といったヒューマンドラマのメガホンをとる。