マイケル・ゴードン
俳優のジョセフ・ゴードン=レビット(「インセプション」「(500)日のサマー」)は孫。イェール大学卒業。40年に方言監修として映画界に足を踏み入れ、編集を経て、「Boston Blackie Goes Hollywood」(42)で監督デビューを果たす。デビュー当時は低予算で犯罪スリラーを撮っていたが、やがて「シラノ・ド・ベルジュラック」(50)のようなドラマ作品を手がけるようになる。50年代に入ると、左翼団体に所属していた経歴から赤狩りの対象リストに載ってしまう。オーストラリアで1本監督した後帰国し、「夜を楽しく」(59)でハリウッドに復帰。以降、「女房は生きていた」(63)など王道コメディ作品のメガホンをとった。93年4月29日、老衰のためロサンゼルスで死去。