バルタザール・コルマウクル
アイスランド・レイキャビク出身。同国の国立劇場で俳優としてキャリアをスタートさせ、次第にプロデュースや演出も手がけるようになる。2000年、映画監督デビュー作「101 Reykjavik(原題)」では製作・脚本・出演も務め、トロント国際映画祭のディスカバリー賞を受賞するなど脚光を浴びる。以降、母国では映画だけでなく、TVや演劇でも活躍し、10年の社会派サスペンス「7デイズ」(日本劇場未公開)で米国に進出、12年の「ザ・ディープ」はアカデミー賞外国語映画賞のアイスランド代表作に選出された。米ユニバーサルのもとで監督した「ハード・ラッシュ」(12)が初のメジャースタジオ作品となり、同作に主演したマーク・ウォールバーグとは続く「2ガンズ」(13)でもタッグを組んだ。15年の「エベレスト3D」は第72回ベネチア国際映画祭のオープニングを飾った。