千葉真一
福岡県出身。1959年のオーディション「東映ニューフェイス」に合格し、翌年TVドラマ「新 七色仮面」の主演で俳優デビュー。61年「警視庁物語 不在証明 十五才の女」の主演でスクリーンデビューし、映画「風来坊探偵 赤い谷の惨劇」(61)やTVドラマ「キイハンター」(68)で人気アクションスターとなる。69年には養成所「ジャパンアクションクラブ(JAC)」を設立し、アクション俳優の育成に尽力。「仁義なき戦い 広島死闘篇」(73)、アクション監督も兼ねた「戦国自衛隊」(79)、「魔界転生」(81)などの映画や、時代劇「影の軍団」シリーズ(80〜82、85)で活躍し、日本のアクション界を牽引する。海外でも「サニー・チバ」の名で知られ、映画「エイセス 大空の誓い」(92)でハリウッドに進出。クエンティン・タランティーノ監督作「キル・ビル」(03)にも出演した。その他の出演作にNHK大河ドラマ「風林火山」(07)など。21年、新型コロナウイルス感染による肺炎のため82歳で死去した。元妻は女優の野際陽子。娘の真瀬樹里、息子の新田真剣佑、眞栄田郷敦もそれぞれ俳優として活躍している。