セドリック・クラピッシュ
仏ヌイイ=シュル=セーヌ出身。ニューヨーク大学で映画製作を学ぶ。1985年にフランスに帰国し、レオス・カラックス監督作「汚れた血」の照明スタッフなどを担当。長編映画の初監督作「百貨店大百科」(92)でセザール賞にノミネートされ、「青春シンドローム」(94)に続く長編第3作「猫が行方不明」(96)でベルリン国際映画祭の映画批評家協会賞を受賞。同作で一躍国際的な人気監督となり、その後は“青春3部作”と呼ばれる「スパニッシュ・アパートメント」(01)、「ロシアン・ドールズ」(05)、「ニューヨークの巴里夫(パリジャン)」(13)を撮り上げた。近年の監督作にヒューマンドラマ「おかえり、ブルゴーニュへ」(17)、ラブストーリー「パリのどこかで、あなたと」(19)など。