セドリック・クラピッシュ : ウィキペディア(Wikipedia)

セドリック・クラピッシュCédric Klapisch, 1961年9月4日 - )はフランス出身の映画監督・脚本家である。妻は映画監督ローラ・ドワイヨン。

来歴

ヌイイ=シュル=セーヌ出身。高等映画学院の受験に失敗した後、ニューヨーク大学で映画制作を学ぶ。1985年にフランスに戻り、レオス・カラックス監督の『汚れた血』の照明部などで働いた。同時に短編映画も制作。

1992年の『百貨店大百科』が初めての長編映画となり、セザール賞にノミネートされて注目される。1996年の『猫が行方不明』ではベルリン国際映画祭の映画批評家協会賞を受賞。

毎回自作にワンカットほど顔を見せている。ロマン・デュリスなど、同じ俳優をたびたび起用することでも知られるが、特にジヌディーヌ・スアレムは全ての作品で顔を見せることで知られる。

主な監督作品

  • Ce qui me meut (1989/短編)
  • 百貨店大百科 Riens du tout (1992)
  • 3000 scénarios contre un virus (1993/オムニバス)
    • Poisson rouge
    • La Chambre
  • 青春シンドローム Le Péril jeune (1994)
  • 猫が行方不明 Chacun cherche son chat (1996)
  • 家族の気分 Un air de famille (1996)
  • パリの確率 Peut-être (1999)
  • スパニッシュ・アパートメント L'Auberge espagnole (2002)
  • スナッチ アウェイ Ni pour, ni contre (bien au contraire) (2003) DVDスルー
  • ロシアン・ドールズ Les Poupées russes (2005)
  • PARIS Paris (2008)
  • オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に Aurelie Dupont danse l'espace d'un instant (2010/TV/長尺版はクラシカ・ジャパン放映)
  • フランス、幸せのメソッド Ma part du gâteau (2008) DVDスルー
  • ニューヨークの巴里夫 Casse-tête chinois (2013)
  • パリ・オペラ座 オーレリ・デュポン引退公演「マノン」 L'histoire de Manon (2015) NHK-BS放映済み、劇場限定公開
  • おかえり、ブルゴーニュへ Ce qui nous lie (2017)
  • パリのどこかで、あなたと Deux Moi/Someone, Somewhere (2020)
  • ダンサー イン Paris ''En corps/Rise' (2020)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/09/02 08:20 UTC (変更履歴
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