ジュリエット・ビノシュ
パリのナショナル・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツ(CNSAD)を卒業後、舞台女優としてスタートを切る。映画にも小さな役から出演し始め、85年の「ゴダールのマリア」と「ランデヴー」で注目を浴びる。「存在の耐えられない軽さ」(88)でアメリカに進出し国際的な名声を獲得。そのころに交際していたレオス・カラックスが監督する「汚れた血」(86)、「ポンヌフの恋人」(91)にも出演している。そのほかにも「ダメージ」(92)、「トリコロール 青の愛」(93)などで、フランスのトップ女優として活躍。94年に出産のために一時休業するが、「ザ・ホースマン・オン・ザ・ルーフ(原題)」(95)で復帰。「イングリッシュ・ペイシェント」(96)で米アカデミー助演女優賞を受賞し、「ショコラ」(00)で主演女優賞にノミネートされた。99年、「年下のひと」で共演した仏男優ブノワ・マジメルとの間に娘をもうけた。