ゴダールのマリア

劇場公開日:

解説

11歳の少女マリーの身辺に起こった不幸を描く<マリーの本>と現代を舞台にマリアによる処女懐胎を描く<こんにちは、マリア>の二部構成のドラマ。 <第1部マリアの本>の製作はレナルド・カルカーニとマリー・クリスティーヌ・バリエール。監督はアンヌ・マリー・ミエヴィル。撮影はジャン・ベルナール・メヌー、カロリーヌ・シャンペティエ、ジャック・フィルマン、イヴァン・ニクラス、音楽構成はフランソワ・ミュジーが担当。出演はブリュノ・クレメール、レベッカ・ハンプトンなど。 <第2部 こんにちは、マリア>の製作はフィリップ・マリニョン、フランソワ・ペリッシエ。監督は「カルメンという名の女」のジャン・リュック・ゴダール。撮影はジャン・ベルナール・メヌー、ジャック・フィルマンが担当。日本版字幕は志満香二。出演はミリアム・ルーセル他。

1984年製作/135分/フランス
原題:Le Livre de Marie
配給:パルコ

ストーリー

<第一部マリアの本>マリー(レベッカ・ハンプトン)は、11歳。母(オーロール・クレマン)と父(ブリュノ・クレメール)の仲がどうもうまくいっていないようで、父の方が別居を申し出た。受諾する母。マリーが中学に入ってから働くようになった母は、初めて社会というものを知ったようだ。夫の支配下から抜け出し、第二の人生を始めようとする妻。マリーは母から父が家を出てゆくことを知らされる。しかし、マリーは何の関心も示さない。学校で習ったボードレールの詩句を暗唱するマリー。父は去った。マリーは週末には、湖のほとりにある父の家に行った。クラシック音楽を聞くマリー。母は、別の男性とデートに出かけるところだ。きれいに着飾った母は以前より美しい。ひとり残されたマリーはベランダに出て踊るのだった。(25分) <第2部こんにちは、マリア>ジュネーブ。タクシーの運転手ジョゼフ(ティエリー・ロード)は、ジュリエット(ジュリエット・ビノシュ)という女の子に恋されているが、彼は、バスケット・クラブに入っているジュリエットの同級生のマリー(ミリアム・ルーセル)の方を慕っている。しかし、マリーは彼にすげない。彼らの学校には、チェコからの亡命教師(ヨハン・レイセン)がいて、生命の起源は地球以外の宇宙にあって、人間とはETであるという説を展開している。教え子のエヴァ(アンヌ・ゴーチエ)は、彼を愛しており、経済的援助も与えているが、教師には祖国に妻子がいる。一方、天使ガブリエル(フィリップ・ラコスト)は、ジュネーヴにやって来る。そしてジョセフを無理矢理マリーのところへ行かせる。いやがるマリーにしつこく迫るジョセフ。しかし、マリーは訪問者が天使ガブリエルであることを知る。神の使いであるガブリエルは、マリーに近く身ごもることを伝える。誰の子ときくマリーとジョセフに、ただ身ごもるとのみ伝えてジョセフのタクシーで帰って行った。詰問するジョセフにマリーは処女だと答える。医者にみてもらうと驚いたことにマリーは妊娠していた。この事実を信じようとしないジョセフをガブリエルが説得する。しだいにマリーへの愛を深めるジョセフ。彼はジュリエットの求愛をはねつける。一方、亡命教師とエヴァの恋は破局を迎えた。マリーが男の子を産んだ。ジョセフの愛は、“処女懐胎”も信じられるほどになり自分がその子の父だと思うようになる。男の子はすくすく育ち、森の仲で遊ぶ。彼は「我は有て在る者なり」と神がモーゼに言った言葉を放ち、両親から遠ざかって野原の彼方へと消えた。心配そうなジョセフにマリーが言った。「帰ってくるわよ<復活祭>か<三位一体の祝日に>と……」。(一時間25分)

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0<その頃>

2019年1月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

萌える

一人の少女を軸に家族三人の話で進むと思いきやゴダールの演出から難解に!?

久々に物語のあるゴダール作品を観た気もするがそもそもの知識がないので意図はサッパリ解らず!?

だが展開や構成に飽きることはなく女性陣も綺麗に描かれていて世界観に魅了される。

知識人や頭の良い人が観ることによって本作の素晴らしさが活きるのだろう。

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