ジャ・ジャンクー
18歳で山西省・太原(タイユェン)の芸術大学に入学、油絵を専攻し同時に小説執筆を始めるが、チェン・カイコー監督の「黄色い大地」を観て衝撃を受け転身、93年に北京電影学院に入学し映画を志す。95年に仲間と共に55分のビデオ作品「小山回家」を監督。この作品は、香港インディペンデント映画賞金賞を受賞し、香港国際映画祭にも出品され注目を集めた。97年に北京電影学院の卒業製作として「一瞬の夢」を監督。98年のベルリン国際映画祭で最優秀新人監督賞を受賞したのをはじめ、各国の映画祭でグランプリを獲得し、国際的に大きな注目を集めた。今や中国の新世代を担う映画作家として、その新作が国際的に待望される映画作家の一人である。