シルビア・チャン
台湾出身。16歳で学校を中退してラジオDJとして出発し、18歳のとき「いれずみドラゴン 嵐の決斗」(73)で映画デビューを果たす。1986年、主演と脚本も兼ねた「最愛」で長編単独監督デビュー。アン・リー監督作「恋人たちの食卓」(94)など数々の香港・台湾映画に出演し、名女優の地位を確立する一方、「20 30 40の恋」(04)では監督、脚本、主演を務め、アジア映画における女性監督の草分け的存在となる。「妻の愛、娘の時」(17)では監督、共同脚本、主演を兼ね、第12回アジア・フィルム・アワードで主演女優賞と生涯貢献賞をダブル受賞。主演作「燈火(ネオン)は消えず」(22)で第59回金馬奨の最優秀主演女優賞を受賞した。歌手としても活躍する。