妻の愛、娘の時

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妻の愛、娘の時
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解説

「恋人たちの食卓」など数々の香港・台湾映画に出演してきた名女優シルビア・チャンが監督・主演を務め、父の墓をめぐる3世代の女性それぞれの思いを、切実かつユーモラスに描いたヒューマンドラマ。母の死を看取った娘は、母を父と同じ墓に埋葬するため、田舎にある父の墓を移そうとする。しかし父の最初の妻から猛反対され、大きな波紋を巻き起こしていく。「青い凧」などで知られる巨匠ティエン・チュアンチュアンが、シルビア・チャン演じる主人公の夫役を好演。アジアを代表する名カメラマン、リー・ピンビンが撮影を手がけた。第12回アジア・フィルム・アワードでシルビア・チャンが主演女優賞&生涯貢献賞をダブル受賞した。

2017年製作/121分/G/中国・台湾合作
原題:相愛相親 Love Education
配給:マジックアワー

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(C)2017 Beijing Hairun Pictures Co.,Ltd.

映画レビュー

4.0【”命ある限り、あなたを忘れない・・”中国の三世代の女性達の生きる価値観の相違と”お墓問題”をキーに、夫婦、家族とは何かを描いた作品。】

NOBUさん
2021年9月30日
PCから投稿

悲しい

知的

幸せ

ー 気の強い学校教師のフイイン(シルヴィア・チャン)の実母が亡くなり、田舎にある父が眠る墓を移そうとしたところ、そこには父の前妻であるツォンが墓を守っていた。
 ツォンに同情した村人たちにも抵抗され・・。ー

◆感想
 ・今作は、近代化が進む中国でも、お墓問題が存在する事を明らかにしている。
 ー 煩わしい、役所の書類・・ー

 ・そして、フイインの父の前妻であるツォンが、今でも夫の帰りを待っている姿。

 ・又、フイインの真面目な自動車教習所の先生である優しき夫の姿や、フイインが勝手にやきもちを焼いている美しい教習所生徒のワンさんとの関係をコミカルに描きつつ、フイインと夫の愛もキチンと描いている。
 ー フイインを驚かすために、こっそり新車を購入して、二人でドライブする姿。涙するフイイン。ー

 ・フイインと同じく気が強い娘、TV局勤めのウェイウェイが母の”お墓をめぐるトラブル”に目を付け、義理の祖母になるツォンと接触し、距離を縮めて行く姿。
 そして、彼女も、ツォンが祖父を深く愛していたことを知る。
 ウェイウェイにも、ミュージシャンの卵であるアダーという、恋人がおり、徐々に義理の祖母の姿と自分の姿を重ね合わせていく。

<多少、ストーリー展開の粗さが気になるが、三世代の女性の生き方、価値観の相違を、近代化が進む中国の”お墓問題”をキーに描き出した作品。
 どの国でも、お墓問題って、あるのだなあ・・、と思った作品。
 普段、眼を背けがちな”お墓問題”にも、そろそろ着手しないとなあ、と思った作品である。>

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NOBU

4.0妻の愛、娘の時、おばあさんの土

2018年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

世代間・文化間・家系間ギャップによる相互理解・意思疎通の難しさでぶつかり合いながら、祖母・母・娘が愛し愛され方を学んでいく姿がしんみり描かれる。
この作品を観て、わだかまりを残さない樹木希林さんの逝き方を更に素敵だと感じる。
監督・脚本・主演で才能の豊かさを見せるシルヴィア・チャン、膳場貴子似の美しさラン・ユェティンも素晴らしいが、夫役田壮壮監督の飄々とした演技が印象に残る。

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旅するランナー

3.0中国ヒューマンドラマ

クララさん
2018年9月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

三世代の世代を越えた女性(家族)それぞれの、めくるめく思いを、切実に、かつ、おもしろく描いた作品。
主役のシルヴィア・チャンは、母であり、娘であり、女性であるという立場の役どころを上手く表現している。
最後の、夫婦の関係を円満にし、老後をいつまでも仲良く暮らしていけたらいいな~と思わせるシーンでは涙がこぼれた。

娘ウェイウェイ役のランユェティンが若い頃の百恵ちゃん(山口百恵)に似ていて、懐かしい気持ちになった。

初の中国語(日本語字幕)鑑賞で、英語よりも微妙なニュアンスが難しいと思った。

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クララ

3.5変化と共に失われるコミュニケーション

とえさん
2017年11月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

一家のおばあちゃんが亡くなったので、お墓に埋葬しようとするが、実は先に亡くなっているおじいちゃんには先妻がいて
おばあちゃんは愛人扱いで、おじいちゃんと一緒に埋葬できない

シルヴィア・チャン演じる娘は、亡くなったおばあちゃんこそ本妻であることを証明するために奔走する

「誰の墓に入れるか」という、とても極東アジアらしい話題について、祖母、母、娘という3世代の女性たちの視点を通して描く

経済の自由化に伴い、急激に変化し続ける中国では、家族が同じ部屋にいても、それぞれがスマホを覗き込み、コミュニケーションが失われていく

日々の忙しさに追われ、目上の人を敬う気持ちや、思いやりすらも無くしていく

熱心に時間をかけて話し合えばいいことも、いがみ合いになってしまう

これは中国だけで起きている問題というより、日本でも起き得る話で、
家族の問題だからこそ、ついいがみ合ってしまうんだろうなと思った

しかし、彼らもいがみ合いをしているうちに、相手への思いやりを持つようになる
なぜなら、彼らは家族だから

女性たちの心理の移り変わりを楽しめた作品だった

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とえ
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