斉藤とも子
TVドラマ「明日への追跡」(76)でデビューして以降、学園ドラマに多数出演。79年に「悪魔が来たりて笛を吹く」で映画デビューを果たし、その後も「わが青春のイレブン」(79)、「ひめゆりの塔」「父よ母よ!」(80)などに出演する。97年にドキュメンタリー番組の取材でタイを訪れたのをきっかけに、大学進学を決意。38歳で東洋大学社会学部社会福祉学科に入学し、同大学院に進学した。在学中に舞台で被爆者の役を演じたのを機に、原爆問題の調査を始め、05年に修士論文をもとにした「きのこ雲の下から、明日へ」を出版した。その後も女優として活動し、映画「朝日のあたる家」「アオギリにたくして」(ともに13)などに出演する。デビュー当時は、本名の斉藤友子で活動していた。