ヨン・サンホ
韓国・ソウル出身。祥明大学西洋学科卒。
1997年の短編アニメ「Megalomania of D」を皮切りに、「D-Day」(00)、「地獄 二つの生」(06)、「愛はタンパク質」(08)などの短編アニメを監督する。劇場長編アニメーション第1作「豚の王」(11)は、韓国の長編アニメとして初めてカンヌ国際映画祭(監督週間部門)に出品。続く長編第2作「我は神なり」(13)では信仰の問題を題材に取り、社会派アニメの名手として頭角を表す。
16年、ゾンビパニック「新感染 ファイナル・エクスプレス」で実写映画を初監督。同年、その前日譚となる物語を長編アニメ第3作「ソウル・ステーション パンデミック」として手がけている。20年には「新感染 ファイナル・エクスプレス」の続編となる映画「新感染半島 ファイナル・ステージ」を監督した。以降はTVドラマに活躍の舞台を広げ、オカルトスリラー「謗法 運命を変える方法」(20)やダークホラー「地獄が呼んでいる」(21~24)、怪奇現象を描いた「怪異」(22)、岩明均のベストセラー漫画「寄生獣」をベースに実写化した「寄生獣 ザ・グレイ」、オカルトミステリー「ソンサン 弔いの丘」(ともに24)などを手がけている。