ケビン・マクドナルド
英スコットランドのグラスゴー出身で、母方の祖父はハンガリー生まれの映画監督エメリック・プレスバーガー。祖父の生涯を題材にしたドキュメンタリー映画「The Making of an Englishman」(95)で監督デビューを果たす。1972年にミュンヘン五輪でイスラエル選手11名が虐殺されたテロ事件の真実に迫る「ブラック・セプテンバー 五輪テロの真実」(99)で、アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞。
以降、アンデスの雪山で遭難した登山家の生還劇を追ったセミドキュメンタリー「運命を分けたザイル」(03)や、70年代ウガンダに君臨した独裁者イディ・アミンの実像に迫る劇映画「ラストキング・オブ・スコットランド」(06)などで注目を集める。
劇映画の監督作に「消されたヘッドライン」(09)、「わたしは生きていける」(13)、グアンタナモ収容所の史実を基にした「モーリタニアン 黒塗りの記録」(21)、ドキュメンタリーに世界中のYouTubeユーザーから集められた日常の映像を編集した「LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語」(11)、「ホイットニー オールウェイズ・ラヴ・ユー」(18)など。