アンドリュー・ヘイ

英ノースヨークシャー出身。ニューカッスル大学で歴史学を学び、編集アシスタントとして「グラディエーター」（00）や「ブラックホーク・ダウン」（01）などの映画に携わる。2003年、短編映画「Oil」で監督・脚本デビュー。ロンドンを舞台に男娼の青年の日々を描いた初長編監督作「Greek Pete」（09）を経て、長編第2作「WEEKEND ウィークエンド」（11）はサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で観客賞を受賞した。

続く「さざなみ」（15）では熟年夫婦の心の機微を描き、ベルリン国際映画祭でトム・コートネイが主演男優賞、シャーロット・ランプリングが主演女優賞を受賞。「荒野にて」（17）はベネチア国際映画祭で主演のチャーリー・プラマーがマルチェロ・マストロヤンニ賞（新人俳優賞）を受賞した。

23年には、日本を代表する脚本家・山田太一の長編小説「異人たちとの夏」を、現代イギリスに舞台を移して脚色し、自らのメガホンで「異人たち」（23）として映画化した。