バンサン・マケーニュ
フランス人の父とイラン生まれの画家の母のもと、仏パリに生まれ育つ。フランス国立高等演劇学校を2002年に卒業し、04年に俳優としての初舞台を踏む。
2000年代を通じて精力的に舞台に立つ一方、演出家、脚本家としても作品を発表。30歳のとき2度の脳卒中を患うも復帰を果たす。13年にはギョーム・ブラックの長編監督デビュー作「やさしい人」で主演を務めたほか、ジュスティーヌ・トリエ監督の「ソルフェリーノの戦い」やセバスチャン・べべデール監督の「メニルモンタン 2つの秋と3つの冬」などの主演作が相次ぎ、フランス映画界で大きな注目を集めた。
翌14年、ミア・ハンセン=ラブ監督の「EDEN エデン」に出演。俳優のみならず映画監督としても、短編「僕たちに残されるもの」(12)でクレルモン=フェラン国際短編映画祭のグランプリを受賞してその手腕をみせ、 15年には長編映画監督デビュー作「Dom Juan」がロカルノ国際映画祭で初上映された。