ギョーム・ブラック
仏パリ出身。パリの名門芸術学校ラ・フェミスを2005年に卒業する。初めて劇場公開された短編「遭難者」(09)と続く中編「女っ気なし」(11)がフランスでロングランヒットを記録、後者はセザール賞の短編賞にノミネートされた。初の長編監督作「やさしい人」(13)はロカルノ映画祭でプレミア上映され、ルイ・デリュック賞の新人監督賞の候補となる。以降の監督作に、自転車愛好家を追った短編ドキュメンタリー「勇者たちの休息」(16)、フランス国立高等演劇学校の学生たちと制作した「7月の物語」(17)、パリ郊外のレジャー施設のひと夏を捉えたドキュメンタリー「宝島」(19)など。青春コメディ「みんなのヴァカンス」(20)は「7月の物語」と同様学生たちと制作し、俳優にも映画未経験の学生たちを起用、第70回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で国際映画批評家連盟賞特別賞を受賞した。