大九明子
明治大学政治経済学部卒業。学生時代からコント集団に所属し、大学卒業後は官庁の外郭団体に秘書として就職するが4カ月で退職。芸人養成学校スクールJCAの第1期生となり、お笑い芸人、女優として活動する。その後、制作者を目指し、1997年に開校した映画美学校に第1期生として入学。学内シナリオコンテストで選ばれた脚本をもとにメガホンをとった初監督作「意外と死なない」(99)は一般公開もされた。07年の劇場長編デビュー作「恋するマドリ」以降、「東京無印女子物語」(12)、「ただいま、ジャクリーン」(13)、「でーれーガールズ」(15)などを監督。綿矢りさ原作の映画「勝手にふるえてろ」(17)では監督・脚本を手がけ、東京国際映画祭コンペティション部門で観客賞を受賞した。TVドラマの演出作に「怪談新耳袋 百物語」(10)、「ああ、ラブホテル」(14)などがある。