内田けんじ
幼い頃から映画好きで、高校生の時に映画監督の道を志す。92年、米・サンフランシスコ州立大学に留学し、芸術学科映画科に在籍。98年に卒業し、帰国後に監督した自主映画「WEEKEND BLUES」(01)で第24回ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2002」の企画賞とブリリアント賞を受賞。第14回PFFスカラシップ作品「運命じゃない人」(04)は、カンヌ国際映画祭でフランス作家協会賞、鉄道賞、最優秀ドイツ批評家賞、最優秀ヤング批評家賞の4賞を受賞し、国内でも高い評価を得る。つづく「アフタースクール」(07)は、全国72スクリーンのスタートで、興収5億6000万円というスマッシュヒットを記録した。劇場映画3作目「鍵泥棒のメソッド」は上海映画祭最優秀脚本賞、ハワイ国際映画祭作品賞を受賞。ビリー・ワイルダー監督や脚本家ニール・サイモンのファンを公言しており、緻密に練り上げられたオリジナル脚本と演出で独自の世界観を作り上げる。