狂気の“巨大首刈りマシーン”登場 「スター・ウォーズ」2倍の製作費でセックスと暴力に明け暮れる暴君描く「カリギュラ」本編映像
2026年1月11日 12:00

実在したローマ帝国皇帝の暴君ぶりと乱行を約46億円もの製作費をかけ、世界的名優と豪華絢爛なセット、唯一無二の世界観で描き出した超問題作「カリギュラ」を45年ぶりに公開する「カリギュラ 究極版」。残虐な限りを尽くす、暴君カリギュラ(マルコム・マクダウェル)の狂気と残虐性が最も象徴的に描かれる、戦慄の本編シーンと新場面写真が披露された。
1976年、ペントハウス誌の創設者ボブ・グッチョーネは、映画史上最高額の製作費を投じて“自主製作映画”「カリギュラ」を企画した。セックスとアートを融合させ、史上最も退廃的とされる皇帝カリギュラを描く歴史大作として、脚本にゴア・ビダル、監督にティント・ブラスを起用。さらに、「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクダウェル、後に「クィーン」でアカデミー主演女優賞を受賞することになるヘレン・ミレン、「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥールら英国の大物俳優が参加し、公開前から大きな期待を集めていた。
しかし、製作中に様々なトラブルに見舞われることに。完成時には製作費は2倍に膨れ上がり、脚本家やスタッフらが訴訟を起こす事態に発展。撮影完了後には、監督が解雇され、編集と音楽の担当はクレジットを拒否した。トラブルを経て、1980年にようやく公開された「カリギュラ」は、観客だけでなくキャストにも衝撃を与える。グッチョーネが勝手にポルノシーンを付け加えていたり、勝手に脚本を書き換えたものが公開されてしまった。酷評され、フィルムは警察に押収され、わいせつ罪にも問われた。しかし公開時に異例の興行収入を記録し、今でも世界的に高い人気を誇っている。
© 1979, 2023 PENTHOUSE FILMS INTERNATIONAL Photo credit: Courtesy of Penthouse Films Internationalそれから45年。破棄されたと思われていたフィルムが奇跡的に発見され、90時間以上の素材を再編集したのが本作だ。このほど公開された本編映像は、暴君カリギュラの腐敗権力が加速していく様を捉えている。画面を圧するのは、鮮血を思わせる真紅に染め上げられた巨大な壁と、その前で不気味な駆動音を響かせる巨大な首刈りマシーンだ。
「スター・ウォーズ」(1977年)の約2倍、現在の貨幣価値では計り知れない46億円という破格の製作費を投じた本作ならではの、悪趣味なほどに豪華絢爛かつ巨大なセットが、絶望感を際立たせる。そのマシーンの鋭利な回転刃の前に、首から下を地面に埋められ、身動きの取れない状態で晒されている男こそ、かつてカリギュラの皇帝即位に誰よりも貢献したはずの親衛隊長マクロ(グイド・マンナリ)だ。昨日までの忠臣であっても、皇帝の気まぐれ一つで“見世物”へと変わり果てる。阿鼻叫喚の地獄絵図と化した広場で、集まった民衆たちは歓声を上げながら、かつての権力者へ容赦なく野菜のつぶてを浴びせかける。そして、その惨たらしい光景を特等席で眺めるカリギュラ。彼は、恐怖するマクロを前に、まるで無邪気な子供のような笑顔を浮かべ、自らも楽しげにじゃがいもを投げつける……誰にも止められない狂気がありありと映し出される。
「カリギュラ 究極版」は、1月23日から新宿武蔵野館、TOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。
(C)1979, 2023 PENTHOUSE FILMS INTERNATIONAL
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