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【新春特別対談】「ばけばけ」髙石あかり&「風、薫る」上坂樹里、朝ドラ女優としての心意気

2026年1月6日 04:00

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晴れ着姿の髙石あかりと上坂樹里
晴れ着姿の髙石あかりと上坂樹里

2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」に主演する髙石あかりと、26年度前期のNHK連続テレビ小説「風、薫る」に主演する上坂樹里見上愛とのダブル主演)がこのほど、晴れ着姿で対峙し、映画.comの独占取材に応じた。(取材・文/大塚史貴)

髙石が主演する「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルとしたオリジナル作品。主人公・トキは、明治時代の没落士族・松野家の一人娘。外国人の夫と共に「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語を描いている。取材当時、ちょうど折り返し地点を迎えたタイミングだったが、髙石は泰然自若といった面持ちで話し始めた。

担当マネージャーが撮り下ろし
担当マネージャーが撮り下ろし

「トキというキャラクターの考え方、伝え方、選択の仕方が自分とよく似ていて……。台本を読んでいても『自分だったらこう言うだろうな』ということを、トキがスッと言葉にしているんです。この1年、挑戦として自分というものを役の隣に置いてみようかなと思って演じてきました。きちんと線が引かれている状態で、自分であり、トキであるという感覚を持てていました。お芝居をしていても『ここは感情が溢れてくるからテストまで無でいよう』とか、そこのコントロールができています」

ここまで長期間にわたり、同じ役として生き続ける経験はなかったはず。その中で、のたうち回るような苦悩、行き場のない感情の置きどころなどで困難を極めたことはなかったのだろうか。

「それが、なかったんです。自分の中での成長というよりも、ただただ演出の方と自分、そして共演の皆さんとのコミュニケーションで作り上げていくことでしかないなと思いました。以前は悔しい、できなかった…という局面で負の感情の方が大きかったのですが、それは誰かの目線を気にしていたから。確かに今回も悔しい! と思うシーンはありましたが、そういう感情をもらえたことで次に近しいシーンがあったときに転換できるようになったのが、この1年でした。そういう強さを、今回の作品と現場では少しずつ学ばせてもらっています」

担当マネージャーが撮り下ろし
担当マネージャーが撮り下ろし

一方、上坂が見上愛とともに主演する「風、薫る」は、明治時代に日本で初めて近代看護を学んだ2人の女性(一ノ瀬りん、大家直美)の成長と奮闘を描く物語。異なる生い立ちの2人が看護学校で出会い、衝突しながらも絆を深めて「最強のバディ」として明治の激動期、新しい看護の道を切り開いていく。

上坂が演じる大家直美役のオーディションには、2410人が参加したという。出演決定の報は、本人にどのようにもたらされたのか聞いてみた。

「マネージャーさんとあかりさんがサプライズで伝えてくれました。その日までずっと小さな嘘をつかれ続けていて、一緒にご飯を食べる機会に、あかりさんが『わたしの主演映画が決まって、2番手に樹里ちゃんが決まりました。この中に監督の名前と原作の名前が書かれているから開けてみて。ただ、お店の中だから声を出さないように』って渡されて……。そうしたら『風、薫る』というタイトルと、役名・わたしの名前が書かれていたんです」

担当マネージャーが撮り下ろし
担当マネージャーが撮り下ろし

髙石本人も、「ばけばけ」決定時に担当マネージャー(上坂の担当と同一人物)からサプライズで伝えられて号泣した経緯があったため、今回は仕掛け人として“暗躍”したことになる。「その日はマネージャーさんと一緒にサプライズ用の団扇などを手作りしたりして、喜んでくれるかなって想像しながら作業する時間はとても楽しかったです。樹里ちゃんのいろんな感情が動く瞬間を目の当たりにして幸せだなと感じましたし、私も気づいたら泣いていました(笑)。2人でずっと泣いていて、良い時間でしたね」

「風、薫る」では、生後間もなく親に捨てられ、牧師に育てられるという生い立ちの役どころを担うことになる。10月のクランクインから約2カ月、今の心のうちを聞いてみた。

「知れば知るほどやりがいのある役だと思っています。直美はとても人間味にあふれていて、したたかな一面もあるなど、いろいろな顔を持った子なので、『このシーンはこうした方がいいかな』とか、役について考える時間がとても楽しいんです。監督や共演の皆さまとコミュニケーションを取りながら、撮影に臨んでいます」

上坂の発言を受けて、髙石は「スタッフの皆さんはすごく優しいですし、今までずっと朝ドラヒロインを見守ってきてくれた方々なので、一緒にいてくれて心強さもあるんです。お芝居はそもそも大丈夫なので、安心して委ねて、現場を家だと思えるくらいリラックスできたら」とほほ笑む。

担当マネージャーが撮り下ろし
担当マネージャーが撮り下ろし

最後に互いへのエールを口にしてもらった。

上坂「わたしにとってあかりさんの存在はとても大きくて、毎朝『ばけばけ』を見て映像越しにパワーをたくさんもらっていますし、自分が何も言っていないのに、その時に欲しい言葉をくれる大切な先輩。エールなんておこがましいですが、世界一美味しそうにご飯を食べる方なので、好きなものをたくさん食べて健康でいて欲しいです」

髙石「樹里ちゃんはどこへ行っても愛されるし、わたしが何か言わなくても全てそろっている人。ただこの1年、心の支えとは言わないけれど、フッとしたいなという瞬間に傍にいられたら嬉しいですね」

髙石の「心の支え」というワードに瞳を輝かせた上坂。勝手な欲望として「あかりさんと2人だけで旅行に行きたいんです!」と笑顔を弾けさせると、髙石も「嬉しい! 遠出はしたことあるけれど、泊まりはないから、今年行きましょう。1年後くらいに、また2人そろって取材してください。その時に旅行のことを報告させていただきます!」

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執筆者紹介

大塚史貴 (おおつか・ふみたか)

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映画.com副編集長。1976年生まれ、神奈川県出身。出版社やハリウッドのエンタメ業界紙の日本版「Variety Japan」を経て、2009年から映画.com編集部に所属。規模の大小を問わず、数多くの邦画作品の撮影現場を取材し、日本映画プロフェッショナル大賞選考委員を務める。

Twitter:@com56362672


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