「新劇場版銀魂 -吉原大炎上-」“銀魂ワールド”全開の本予告、本ポスターが公開　主題歌はSUPER BEAVERが担当

2025年12月25日 22:00

劇場アニメ「新劇場版銀魂 -吉原大炎上-」の本予告、本ポスターが公開された。また、主題歌をロックバンド「SUPER BEAVER」が担当することも発表された。

原作は、「週刊少年ジャンプ」（集英社刊）で連載された空知英秋氏によるコメディ漫画。何でも屋の「万事屋」を営む坂田銀時（CV：杉田智和）、志村新八（阪口大助）、神楽（釘宮理恵）が、さまざまな依頼を受けるなかで、時にはトラブルに巻き込まれながらも気ままに暮らす姿を描く。2006年のテレビアニメ化を皮切りに、劇場アニメ化、実写映画、配信ドラマ化もされている。アニメ「銀魂」の「吉原炎上篇」を劇場アニメ化する「新劇場版銀魂 -吉原大炎上-」では、法の力が及ばない地下遊郭都市・吉原桃源郷を舞台に、銀時たちが生き別れた母に会いたいという少年・晴太（三瓶由布子）の小さな願い、そして親子の絆を護るため、巨大な闇に立ち向かう。

本予告では、吉原の頂点に君臨する花魁・日輪（井上喜久子）や彼女を母だと信じる晴太、吉原の番人・月詠（甲斐田裕子）ら物語のキーパーソンが登場。銀時たちが対峙する吉原の「夜王」鳳仙（銀河万丈）、神楽の兄・神威（日野聡）らとの激しいバトルシーン、原作では本エピソードに登場していない桂小太郎（石田彰）、近藤勲（千葉進歩）ら真選組の姿も描かれ、笑って泣いて熱くなる“銀魂ワールド”全開な映像になっている。

本ポスターは、「闇を、ぶったぎれ。」というキャッチコピーとともに、闇を切り裂くかのように木刀を振りかざす銀時、新八、神楽、さらには大炎上する吉原桃源郷をバックに、不敵な笑みを浮かべる鳳仙、神威、阿伏兎、真選組の土方十四郎、沖田総悟といった多数のキャラクターが描かれている。

主題歌を歌唱するのはロックバンド「SUPER BEAVER」に決定。楽曲は書き下ろしの「燦然」となっており、楽曲の一部は本予告にも収録されている。

このほか、21年公開の劇場アニメ「銀魂 THE FINAL」の地上波初放送が決まった。テレビ東京系列、テレビ和歌山では26年1月3日午前0時45分、びわ湖放送では1月3日午後3時からオンエアされる。

「新劇場版銀魂 -吉原大炎上-」映画ノベライズが、公開日の26年2月13日に発売されることもわかった。小説は宮本深礼氏が手がけ、メインビジュアルなどのピンナップ、空知氏描き下ろしビジュアルを使用した「大炎上スペシャル大判ステッカー」も付属する。価格は1100円（税込み）。

12月21日からは各上映劇場でムビチケカード第2弾の発売も決定した。カードのビジュアルは本ポスターのものが使用され、価格は1600円（税込み）。

あわせて、原作者の空知英秋氏が「スーパーアドバイザーゴリラ」に就任することも発表されている。「新劇場版銀魂 -吉原大炎上-」は、26年2月13日に東京・丸の内ピカデリーほか全国公開。

テレビアニメ版の「吉原炎上篇」で監修を務めたアニメ「銀魂」初代監督・高松信司、「吉原炎上篇」では監督、本作では監修を担当するアニメ「銀魂」2代目監督・藤田陽一、主題歌を歌唱する「SUPER BEAVER」からのコメント全文は以下の通り。

【高松信司（アニメ「銀魂」初代監督）】
かれこれ20年前、海の物とも山の物ともつかぬ得体の知れないアニメとして始まった「銀魂」は、低視聴率による枠の移動、数々の苦情やお叱り、そして打ち切りと再開を繰り返しているうちに、いつしかこんな立派なコンテンツになったのですね。
私は、監督、監修、音響監督と役職を変えつつ「銀魂」を見守って来ましたが、今回初めて一観客として新しい「銀魂」を見ることになりました。
どんな「新生・銀魂」を見せてくれるのか、今からワクワクがとまりません。
期待しています！

【藤田陽一（アニメ「銀魂」2代目監督）】
テレビシリーズの「吉原炎上篇」からもう16年くらい経ってるんでしたっけ？
そりゃリメイクもされますよね。
あの頃から格段に撮影技術が進化してますし、アニメーションに求められる密度が変わってますもんね。
あとタイトル以外は別に吉原が炎上してませんでしたしね。
その辺りが安藤監督の手によってどの様にパワーアップするのか楽しみにしてます。

【SUPER BEAVER（主題歌アーティスト）】

人が人を想う気持ちや、意地を張りたいと思う理由。
例えば飄々とした銀さんのその心の奥底にあり続ける信念の背景。
表面を一見しただけでは解り得ない、ひとりひとりの心を、歌にできたらと思
いました。
「新劇場版銀魂 -吉原大炎上-」に携われて光栄です。
「燦然」という楽曲がこの映画を盛り上げる一端を担えたら幸いです。