西島秀俊、宮沢りえの意外な一面を暴露【「人間標本」プレミアイベント】
2025年12月18日 20:45

Prime Videoのドラマシリーズ「人間標本」のプレミアイベントが12月18日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、市川染五郎、宮沢りえ、伊東蒼、荒木飛羽、山中柔太朗、黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫、湊かなえ、廣木隆一監督が出席した。観客にはサプライズで、西島秀俊も中継を繋いで参戦。撮影で滞在中のロンドンから、作品の魅力をアピールした。
本作は、数々の衝撃作を世に放ち続けるベストセラー作家・湊かなえが、デビュー15周年を記念して書き下ろし、「一番面白い作品が書けた」と自負する同名小説をドラマ化するもの。物語は、蝶の研究者である榊史朗教授(西島)が、息子・至(染五郎)を含む6人の少年たちを「人間標本」にしたという衝撃の告白から始まる。史朗の狂気に満ちた犯行の真相は、複数の視点で、新たな真実へと姿を変えていく。

登壇者はこの日、世界で最も美しい蝶とされるレテノールモルフォをイメージしたブルーカーペットを歩いてステージに上がり、大きな拍手を浴びた。また芸術的才能に恵まれた少年たちに扮したメンバーは、キャラクターのモチーフとなった蝶々のカラーを衣装に加えて登場。原作者の湊は「ドラマ『人間標本』の応援団の隊長」だと自己紹介し、「廣木監督の撮る美しい映像、俳優の皆さんのすばらしい演技を堪能していただけたら」と実写化作品にエールを送った。

現代劇ドラマ初出演となった染五郎は、「やっとこの日が来た」とお披露目の日を迎えて感無量の面持ち。「濃密な撮影期間だった。職人とも言えるすてきなスタッフの皆さん、すてきなキャストの皆さんと出会わせていただき、それがひとつの作品として形になって全世界に届くと思うととてもうれしいです。どういう反応をいただけるのだろうという、ワクワクもあります」と興奮気味に話した。そして父親役を演じた西島について、染五郎は「親子の日常のシーンが最初だったんですが、最初から自然と父親としてそこにいてくださったので、自然とこちらも息子になれた。描かれていない親子の空気感や人生も見えるような距離感を作れたのは、西島さんのおかげ。助けていただいたという思いでいっぱい」と感謝を込めていた。

史朗の幼馴染であり、“色彩の魔術師”と呼ばれる世界的アーティストの一之瀬留美役を演じたのが、宮沢だ。宮沢と伊東は、「湯を沸かすほどの熱い愛」以来9年ぶりに“親子”として再共演が叶った。伊東は「9歳の時に初めてお会いした。その時からずっと、りえさんに対する尊敬や大好きだという気持ちがある。だからこそ、できたシーンもたくさんあったと思います」と感激しきり。「小学生の頃は、私がこういう場で必ず泣いてしまっていて。今日は泣かずに最初の挨拶ができて、成長したところを見せられたんじゃないかな」と照れ笑いをのぞかせた。「背が伸びた」と伊東の成長に目尻を下げた宮沢は、「杉咲花ちゃんと蒼ちゃんの作品は、その後も観ていて。成長をずっと感じていた。大事に作品を選んで、自分のお芝居を積み重ねているなと感じていた」と“親心”をのぞかせつつ、「現場では2人で写メを撮って、花ちゃんに送ったりして。作品を通して、時を経て再会できるということは、役者冥利に尽きる」と胸を熱くしていた。

ロンドンに滞在している西島と中継で繋がり、スクリーンに姿を現す一幕もあった。西島は、Amazon MGMスタジオによるアクション映画の続編「ロードハウス2」の撮影中とのこと。「おとうさーん!」と呼びかけた染五郎は「お久しぶりです。撮影、頑張ってください」と声をかけ、西島も「元気?」と身体を気遣うなど親子の和やかなトークに会場もほっこり。「二面性」がキーワードとなる作品にちなみ、キャスト陣の「二面性や、意外な一面」を明かすことになると、西島は「意外でもないかもしれないですが、宮沢りえさんは絵がすごくお好き。実際に宮沢さんが描いた絵が、一之瀬留美の作品として入っている」と秘話を公開。宮沢は「入っています。絵を描いているシーンは、実際に描かせていただいて。描き上げた絵は、セットの中にも映っています」と認め、西島は「ぜひ探してみてください」と観客にアピールした。
続けて西島は、「ある殺人事件から始まりますが、真実がどこにあるのか、わからなくなってくる。最後の最後のカットまで観ていただくと、本当の真実がきっと見えるのではないかと思う。そこに、人の業や愛が浮かび上がってくる」と本作の魅力を口にし、「最後の最後のカットまで、ぜひ楽しんでください」と熱っぽく語っていた。
「人間標本」(全5話)はPrime Videoで、12月19日から全話一挙配信。
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