開局30周年「TOKYO MX アーカイブセレクション」―吉田喜重監督と河瀨直美監督が手掛けた貴重なドキュメンタリーを放送
2025年12月18日 20:00

東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)は、年始特別編成で「TOKYO MX アーカイブセレクション」と題し、30年にわたる貴重なアーカイブの中から、厳選した3本の作品を放送する。


2026年1月1日(木・祝)の12時~12時55分は「新・東京物語」。江戸から東京へ、都市がいかに「水」と共に発展したかを紐解くドキュメンタリー。2026年1月1日(木・祝)の12時~12時55分は「新・東京物語」。江戸から東京へ、都市がいかに「水」と共に発展したかを紐解くドキュメンタリー。徳川家康による運河整備や日比谷入江の埋め立て、玉川上水の開削など、水利を駆使したインフラ整備の歴史を解説する。さらに松平信綱による舟運や都市改造、広重が描いた水辺の情緒、そして近代の木場や佃島の生活風景を交え、水都・東京の変遷と人々の暮らしの記憶を描き出す。


同日16時~16時55分は「夢のシネマ 東京の夢」。名匠・吉田喜重がTOKYO MXのために製作し、1995年11月1日の開局日に放送された作品。19世紀末にシネマトグラフの技師として来日し、明治の日本を撮影したフランス人ガブリエル・ヴェールの足跡を辿りながら、映画の本質を問いかけるドキュメンタリーとなっている。
吉田監督が、ガブリエル・ヴェールが残した映像と東京の風景を交錯させながら、撮影する側の「権力」や、被写体から時間を奪う映画の「残酷さ」、そして映画の「本質」について、吉田監督自身のナレーションと共に哲学的・批評的に考察する。本作は、晩年にヴェールが残したカラー映像を「遺言」と捉え、撮る側と撮られる側が対等である「夢のシネマ」の可能性と、映像が孕む暴力性を浮き彫りにする。


1月3日(土)17時~17時50分は「風の記憶」。河瀨直美監督がカメラを手に1995年の冬の渋谷を歩きながら、行き交う人々と交流を試みる。道行く見知らぬ人々に声をかけ、自身の持ち物と相手の持ち物を交換していく――。当時の渋谷の空気感と人と人との距離感や関係性を映し出す。

2026年の正月は、TOKYO MXの30年を感じる貴重な映画ラインナップが放送される。
関連ニュース
テレ東ドラマ「人は見た目じゃないと思ってた。」に剛⼒彩芽、⾕まりあ、時任勇気、今泉佑唯、瀬⼾朝⾹、藤森慎吾が出演決定!
2025年12月12日 17:00
映画.com注目特集をチェック
星と月は天の穴
【“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
「ズートピア2」「アバターF&A」「楓」など超注目作を“500円”で観る!
【知らないとめっっっっっっっちゃ損!】絶対に読んでから観に行って!!!!!
提供:KDDI
「ズートピア2」観た人の感想は?
「大好き」「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「メロすぎ」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中…
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」些細なケンカが…まさかの大事件へ
提供:ハピネットファントム・スタジオ