新生DCユニバース最新作「スーパーガール」26年夏公開決定&ティーザー予告編を世界同時披露
2025年12月12日 08:00

ジェームズ・ガンが主導する新生DCユニバース最新作「スーパーガール」(原題「Supergirl」)の2026年夏公開が決定。併せてティーザー予告編とティーザービジュアルが、世界同時披露された。
2022年にDCスタジオの共同CEOに就任して以来、DCユニバース(DCU)を魅力的なものへと再構築することに成功しつつあるジェームズ・ガン。自ら監督も務めた今年公開の「スーパーマン」では、全世界興行収入950億円(6.1億ドル)を超える特大ヒットを記録。映画も世界中のファンから高評価され、DCユニバース復活を象徴する作品となった。日本でも競合ひしめく夏の興行の中で、興行収入10億円超えのヒットを記録している。
そして2026年夏、「スーパーマン」の次章ともいえる「スーパーガール」の公開が決定した。その主人公は、スーパーマン/クラーク・ケントの従妹、スーパーガール/カーラ・ゾー=エル。世界中のファンから愛される人気キャラクター“スーパーガール”を主人公に据えた新たな物語が幕を開ける。
製作は「スーパーマン」に引き続きDCスタジオが担当。メガホンを取るのは、ガンからバトンを引き継いだクレイグ・ギレスピー(「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」「クルエラ」)。主人公のスーパーガール/カーラ・ゾー=エルを務めるのは、オーストラリア・シドニー出身のミリー・オールコック。2000年生まれの25歳という若さにして、世界的人気キャラクターに大抜擢された注目の若手俳優だ。「スーパーマン」では、短い出演ながら強烈な印象を残している。
そして、本作には“スーパードッグ”クリプトも再登場。「スーパーマン」では、スーパーマンの愛犬かと思いきや、物語のラストで実の飼い主がスーパーガールだったことが明らかになり話題となったが、本作でどのような活躍をするかも見どころのひとつ。また、原作コミックにも登場し、スーパーガールやクリプトと共に旅をするエイリアンの少女、ルーシー・メアリー・ノール役には、Netflixドラマ「三体」のイヴ・リドリー。さらに、「アクアマン」シリーズのジェイソン・モモアの出演も決定している。
ティーザー予告編は、その冒頭で「スーパーマンが街を救った」との見出しが躍る新聞が映し出され、本作が「スーパーマン」のエンディングから繋がるストーリーであることが示唆されている。続けて家の中を歩き回るクリプトと、二日酔いでだるそうに目覚めるカーラが登場し、親しみやすさを併せ持った“Z世代”らしい新しいヒーロー像を垣間見られる。
その後、カーラは「最高の23歳にする」と宣言するが、「大丈夫。私たちなら乗り越えられる」とクリプトに語りかける様子からは、過去に何らかのつらい出来事を経験していることがうかがえる。そして、ルーシーが登場し、カーラの故郷であるクリプトン星の崩壊について触れられるが、この過去が今後のストーリーにどのように影響するのか。
続いて、待望の“スーパーガール”のコスチュームとアクションシーンも初公開。目から光線を放つなど、スーパーマンに並ぶ能力が披露され、本作でのスーパーガールの活躍への期待が膨らむ。終盤には、「スーパーマンの能力は?」とルーシーに聞かれた彼女が「彼は人の善を見抜く。私は真実を見抜く」と応じるが、このセリフはスーパーマンとは異なる視点を持つスーパーガールのキャラクターの本質を端的に表しつつ、DCユニバースの新ヒロインとなる彼女の新たな物語を予感させる映像に仕上がっている。
ティザービジュアルは、サングラスをかけたスーパーガールが正面に描かれており、真っ青な背景には、スプレーで描かれたグラフティ風の“S”マークが配置されたシンプルながらも力強いデザイン。左下に添えられた「真実 正義 どうでもいい」という挑発的かつ逆説的なコピーは、彼女の性格や価値観を象徴し、型破りで自立した新世代のヒーロー像を強く想起させる。
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