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高杉真宙主演「架空の犬と嘘をつく猫」、30年にわたる家族の嘘と絆を紐解く相関図とキャラクター画像を公開

2025年11月21日 18:00

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主演を務める高杉真宙
主演を務める高杉真宙
(C)2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会

愛に乱暴」の森ガキ侑大監督の最新作「架空の犬と嘘をつく猫」で、高杉真宙演じる主人公・羽猫山吹(はねこやまぶき)の家族と、彼らを取り巻く人々との関係を紐解く相関図と各キャラクターの画像が公開された。

原作は、「川のほとりに立つ者は」で本屋大賞にノミネートされた寺地はるな氏の同名小説。脚本は「浅田家!」で日本アカデミー賞脚本賞を受賞した菅野友恵。弟の死により現実を見なくなった母親を筆頭に、家族の誰もが”不都合な真実“から目をそらし、それでもなお一緒に暮らしている、機能不全の羽猫家の約30年間を描いた物語。不完全で、やっかいで、でもどこか愛おしい――。そんな家族の“嘘”と“絆”を、丁寧に映し出す。

画像2(C)2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会

主人公の山吹を演じるのは、「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション」、「盤上の向日葵」、テレビドラマ「ロイヤルファミリー」と出演作が相次ぐ高杉真宙。山吹の幼馴染で恋人となる佐藤頼(さとうより)を伊藤万理華、山吹の初恋の相手、遠山かな子を深川麻衣が演じ、正反対の女性像を体現する。また山吹の母・雪乃には安藤裕子、姉・紅(べに)を向里祐香(「SHOGUN 将軍」)、父・淳吾を安田顕、祖母役に余貴美子が扮し、祖父役を柄本明が担い、幅広い世代の実力派が集った。さらに、お笑いタレント、脚本家、女優と様々な顔をもつヒコロヒーや本作の舞台となった佐賀出身のはなわなど、バラエティに富んだ出演者たちが脇を固める。

画像3(C)2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会

機能不全で、どこかバラバラでも「家族」として暮らす羽猫家は、誰もがが不都合な真実から目をそらし、“嘘”をついてその形を保っている。空想の世界に生きる母、愛人の元に逃げる父、母のために嘘の手紙を書き続ける長男の山吹に、夢を語ってばかりの適当な祖父と“噓”を扱い仕事をする祖母、そして“嘘と嘘つきが嫌い”な姉はすべてに対して反抗中だ。今回披露された2つの相関図は、山吹が子供だった小学三年生の頃から、結婚し、大人になるまでの30年を表現している。

主人公の山吹を演じる立花利仁、堀口壱吹、高杉真宙(左から)
主人公の山吹を演じる立花利仁、堀口壱吹、高杉真宙(左から)
(C)2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会

山吹の子ども時代を描いた相関図は、山吹と彼の姉・紅の子ども時代を担った子役たちの姿で構成されている。30年という長い年月を5年刻みで描いた物語が特徴でもある本作は、時の流れを自然につなげるため子ども時代を演じる役者を慎重に選び抜いたと。福岡、東京で500人規模のオーディションを行い、山吹の幼少期を演じる立花利仁、少年期の堀口壱吹、そして紅の幼少期を演じた藤中璃子を見出したという。特に藤中は、演技経験がほぼなかったが、撮影当時小学5年生ながら高校生までの紅を一人で演じ切っている。

紅を演じる藤中璃子と向里祐香(左から)
紅を演じる藤中璃子と向里祐香(左から)
(C)2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会

森ガキ監督は、彼らのキャスティングについて「顔が似ていないと一気に嘘っぽくなるので、高杉くんや深川さんの“幼少期の写真”をもらって、それに近い子を選考しました」と明かし、「最終的に演技テストや稽古も重ねています。芝居が苦手な子もいたので、東京に呼んで稽古をして。30年の時間をつなぐうえで、“子どもから大人へ”の連続性を成立させることが演出の肝でした」と徹底したこだわりを語った。

 30年にわたって紡がれる羽猫家の物語で、同じ役柄を演じ続けたのは、安藤裕子安田顕余貴美子柄本明。安藤が演じた母・雪乃は、次男を失い心を病み、現実と夢の間を漂う母を淡く演じて家族の“ひび割れ”の象徴となった。祖母・澄江を演じた余は、佐賀弁を徹底研究しリアリティを追求。本作プロデューサーは、「祖母の澄江がいなかったら家族は崩壊していた。その重みを余さんが自然に体現してくださった」と余を称賛した。

画像6(C)2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会

父・淳吾を演じた安田は、所作ひとつで家族の歴史を感じさせ、祖父・正吾役の柄本は、ちゃめっ気たっぷりに夢物語を語る存在に。短い出演ながら作品に温かみと、過去と現在をつなぐ糸のような奥行きを与えている。さらに、本作ロケ地である佐賀出身の芸人・はなわが山吹と頼のバイト作の店長役を。ヒコロヒーは大人になった紅と同居し、写真館を営む樹を演じていることが分かった。

画像7(C)2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会

脚本作りに1年をかけたという物語は、羽猫家の人々の姿を丁寧に映し出していく。原作を手にした瞬間、心を掴まれ映画化を熱望したという森ガキ監督は、家族という存在を「本当に表裏一体。自由を奪うし、縛られるし、時には“めんどくさい”と思う。でも同時に計り知れない恵みも与えてくれる。誰か一人が変われば全体が変わる。すごく厄介で、でも愛おしい集合体だと思います」と表現している。

なお、12月10日に本作の完成披露舞台挨拶付き上映会が、TOHOシネマズ日比谷で開催される。詳細はイープラス(https://eplus.jp/usoneko/)で確認できる。「架空の犬と嘘をつく猫」は、2026年1月9日からTOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー。

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