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舘ひろし「渡哲也さんの姿に被って見えた」という感想に「40数年ずっと一緒でしたから」

2025年11月14日 19:30

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俳優の舘ひろしが11月14日、ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた映画「港のひかり」初日舞台挨拶に、共演の眞栄田郷敦尾上眞秀藤井道人監督と共に登壇した。

本作は、「新聞記者」や「正体」の藤井監督が、数々の名作を世に送り出してきた名キャメラマンの木村大作とタッグを組み、全編35ミリフィルムで撮影したヒューマンドラマ。北陸の港町を舞台に、過去を捨てた元ヤクザの漁師と盲目の少年の⼗数年にわたる絆を描く。

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全国351館で封切られた本作。漁師として細々と生活する元ヤクザの三浦を演じた舘は、7年ぶりの映画単独主演となるが「2021年に『ヤクザと家族』という映画が公開されたとき、藤井監督と初めてご一緒しました。撮影が終わり試写を観た際、もう一度この監督とご一緒したいなと心から思ったんです。そしてもう亡くなってしまいましたが、河村光庸プロデューサーにそのことを話したことから企画が生まれました。そしてカメラには日本映画界の至宝である木村大作さんが、一昨年の震災前の輪島の風景、美しい能登を35ミリのフィルムに焼き付けてくださいました。私の俳優人生50年の集大成ともいうべき映画になったのではないかと自負しております」と語った。

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大きな拍手が巻き起こるなか、眞栄田も「撮影は僕が23歳のときでしたが、23歳の僕のすべてを注ぎ込んだ作品になっています。そんな作品で舘さん、藤井監督、大作さんをはじめ、素敵な方々とご一緒できて光栄でした」と胸を張る。

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眞栄田演じる幸太の少年時代を演じた眞秀は「早くこの映画を多くの人に観ていただきたいなと思っていたので、今日はとても嬉しいです」と清々しい表情で語っていた。

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そんな俳優たちの思いに藤井監督は「舘さん主演で、『ヤクザと家族』という映画からのご縁をいただき、3年前に逝去された河村光庸プロデューサーのプロットを元に、今回の映画に挑みました。木村大作さんはじめ、本当にレジェンドと言える素晴らしい先輩方と、日本を代表する俳優の皆様、そしてこれから未来を背負って立つであろう郷敦くん、眞秀くんとこの映画を作れたこと、本当に光栄に思います」と感無量な表情を浮かべていた。

これまで輪島でのジャパンプレミアをはじめ、完成披露など、多くの人が映画を鑑賞し、たくさんの感想が寄せられている。この日は、そのなかからいくつか紹介することに。「舘ひろしさんが渡哲也さんの姿にかぶって見えました」という感想に、舘は照れ笑いを浮かべると「自分ではあまり意識しているつもりはないのですが、僕の俳優人生は、渡さんにはじめて会ってから40数年、ずっと一緒でしたから。いつも渡さんを見ていたので、きっとどこか似てくるんでしょうね」と腑に落ちる部分があったという。

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また「孤独だった少年のためにおじさんがついた優しい嘘に、胸が締め付けられました」という感想にちなみ、誰かのことを思ってついた「優しい嘘」のエピソードトークになると、舘は「自分のためにしか嘘をついたことがない」と苦笑い。眞栄田は「僕は嘘がつけない。お世辞とかも言えないタイプなんです」と切り出すと「俳優という正解のない世界にいると『良かったよ』とか『格好よかったよ』って言ってくださるじゃないですか。それを疑ってしまう自分がいて。それが嫌なんです」と明かした。

眞栄田の話を聞いていた舘は「僕は嘘でもいいから褒めて欲しい。私は褒められて伸びるタイプなので」と発言し、会場を笑いに包み込んでいた。

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