「SHOGUN 将軍」S2、「Travis Japan」トラベルドキュメンタリー、チ・チャンウク＆今田美桜の共演ドラマ　ディズニープラスの新作ラインナップまとめ

2025年11月14日 19:30

ディズニーがグローバルで展開する定額制公式動画配信サービス「ディズニープラス」は11月13日、日本や韓国を中心にAPAC（アジア太平洋）で製作されるオリジナルコンテンツをいち早く紹介する「ディズニープラス・オリジナル・プレビュー2025」を、香港ディズニーランド・ホテルで開催した。

この記事では、さまざまな発表が行われた日本発の実写作品とアニメ作品、そして海外作品の概要、あらすじなどをまとめてご紹介。「SHOGUN 将軍」シーズン2をはじめ、世界を視野に、視聴者に感動と興奮を届ける圧倒的なラインナップに注目だ。

※韓国作品ラインナップは、別記事（https://eiga.com/news/20251114/22/）でご紹介。

■日本作品（実写）

●「Travis Japan Summer Vacation!! 7人のアメリカ旅」（26年配信）

アイドルグループ「Travis Japan」が、思い出の地であるアメリカを旅しながら、本音と素顔をさらけ出す10日間を追ったトラベルドキュメンタリー。メンバーである宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留、吉澤閑也、松田元太、松倉海斗がさらなる成長を遂げ、絆を深めるため、旅行プランニングの資格を持つ川島の企画のもと、武者修行もした“思い出の地”アメリカを巡る。ワールドツアーを終えた直後の貴重な10日間の夏休みに、まだ見ぬアメリカの大自然やカルチャーに触れる旅のなかで、彼らがさらけ出す本音と素顔、成長を追いかける。

●「メリーベリーラブ（仮題）」（26年配信）

チ・チャンウクと今田美桜が主演を務め、日本テレビと、ドラマ「愛の不時着」「涙の女王」などで知られるCJ ENMがタッグを組むロマンティックコメディドラマ。日本の美しく自然豊かな島を舞台に、大失敗した韓国の空間プランナーのイ・ユビンと、イチゴ栽培に励む白浜夏凛が繰り広げる。

「江南Bサイド」「捏造された都市」のチ・チャンウクがイ・ユビン、NHK連続ドラマ「あんぱん」が話題を呼び、「映画ラストマン FIRST LOVE」が控える今田が夏凛を演じる。キム・スジョン（「セマンティックエラー」）が監督、イ・ジェユン（「離婚保険」）が脚本を手がける。

●「DAIGO Project（仮題）」（26年配信）

お笑いコンビ「千鳥」の大悟が企画、プロデュースを務めるディズニープラス初、日本発のオリジナルバラエティ番組。大悟がMCを務め、新しい笑いのフォーマットで大爆笑を狙う“お笑いプロデュースバトル”が展開する。

■日本作品（アニメ）

●「キャッツ・アイ」（※「・」はハートマークが正式表記／第7～12話が12月26日～26年1月30日、毎週1話ずつ順次配信）

1981年、北条司氏が週刊少年ジャンプにて初連載を開始した「キャッツ・アイ」。美人三姉妹の瞳、泪、愛は、ある時は喫茶キャッツアイのオーナー、ある時は怪盗キャッツアイとして、クールに夜を駆け世間を騒がす。華麗な盗みやアクション、次女・瞳と刑事・俊夫のスリリングな恋を描くラブコメディ作品として人気を博し、多くのファンに愛され続けている伝説的な作品だ。同作が新たにシリーズアニメ化され、前編（第1～6話）はディズニープラスで独占配信中。後編の配信を控えている。

●「メダリスト」第2期（26年1月配信）

スケーターとして挫折した青年・明浦路司が出会ったのは、フィギュアスケートの世界に憧れを抱く少女・結束いのり。リンクへの執念を秘めたいのりに突き動かされ、司は自らコーチを引き受ける。才能を開花させていくいのりと、指導者として成長していく司。タッグを組んだふたりは、栄光の“メダリスト”を目指す。

●「東京リベンジャーズ『三天戦争編』」（26年配信）

「東京卍會（トーマン）」と「天竺」の抗争は、凄惨な結果で幕を閉じた。それぞれが悲しみを抱えながら次の道へ進むなか、花垣武道（タケミチ）は死亡した稀咲鉄太に畏怖の念を抱く。そして、タイムリープでの一部始終を聞いた佐野万次郎（マイキー）は、ある決断をする。戦いを終えて過去を離れたタケミチは、ついに恋人・橘日向（ヒナタ）が生きている最高の未来に辿り着く。しかし、そこに“彼”の姿はなかった。3チームが覇権を争う“三天時代”となった世界で、最後のリベンジが始まる。

●「DEATH STRANDING ISOLATIONS（仮題）」（27年配信）

小島秀夫による、世界累計プレイヤー数が2000万人を越える大ヒットゲーム「DEATH STRANDING」をベースにした完全オリジナルストーリーの新作アニメシリーズ。孤独な死者の魂が現世に現れ、生者を求めて手を伸ばす。そのつながりが、この世のものを消滅させる大爆発「デス・ストランディング」を引き起こした、荒廃した世界が舞台になっている。

ゲームと同じ世界と時代を舞台にした、もうひとつの物語が紡がれる同シリーズ。小島がエグゼクティブプロデューサーを担うほか、新進気鋭のスタジオ「E&H production」（「NINJA KAMUI」「BULLET/BULLET」）がアニメを手がけ、佐野誉幸が監督を務める。「デス・ストランディング」の世界を、トップクラスの手書きアニメーションで、大胆かつ繊細に描き出す。

●「ディズニーツイステッドワンダーランドザアニメーション」

「ツイステ」の愛称で知られるスマホ向けゲームを原作に、「黒執事」の枢やな氏が原案、メインシナリオ、キャラクターデザインを手がけ、ディズニー作品のヴィランズ（悪役）をモチーフにしたキャラクターが、魔法士養成学校「ナイトレイブンカレッジ」の生徒として登場するアニメシリーズ。現在、シーズン1「エピソードオブハーツラビュル」（全8話）が、毎週水曜に1話ずつ配信中。シーズン2「エピソードオブサバナクロー」が鋭意制作中であることが発表された。

■海外作品

●「ベリー・ジョナス・クリスマス・ムービー」（11月14日配信）

2025年にデビュー20周年を迎える、ディズニー・チャンネルで人気を博した兄弟アーティスト、ジョナス・ブラザーズによるホリデー映画。彼らが本人役で出演し、結婚と父親としての経験を重ねたいまだからこそ描くことができる、家族の絆をテーマにした心温まる物語が展開する。ロンドン公演を大成功で終えたジョナス・ブラザーズの三兄弟、ケビン、ジョー、ニックの切なる願いは、愛する家族とともにクリスマスを祝うこと。しかし三兄弟はその帰路で、相次ぐ乗り継ぎの失敗や、次々にエスカレートするトラブルに直面し、兄弟の絆を試されることに。

●「クリス・ヘムズワース　父と絆のこころ旅」（11月24日配信）

マーベル作品で雷神・ソーを演じる人気スターのクリス・ヘムズワースが手がける、これまでで最もパーソナルなドキュメンタリー。父が最近アルツハイマー病と診断されたことをきっかけに、ヘムズワースは自身の家族にカメラを向ける。

一家は過去をたどるロードトリップへと出発し、人とのつながりがもつ科学的な意味と、それが記憶機能の維持にどう役立つのかを探求していく。思い出の場所や人々を再訪し、その全てをホームムービーとして記録するなかで、かけがえのない記憶が呼び覚まされていく。

●「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シーズン2（12月10日配信）

エドガー賞受賞作家のリック・リオーダンによる人気小説を実写化したオリジナルドラマシリーズ。人間と神のハーフ＝デミゴッドとして生まれた少年、パーシー・ジャクソン（ウォーカー・スコーベル）が、最強の武器であるゼウスの“雷撃”を取り戻し、オリンポスの神々の全面戦争を止めるため、アメリカ全土を駆け巡る冒険ファンタジーだ。

シーズン2は、小説シリーズ第2巻「魔海の冒険（The Sea of Monsters）」を原作に、ハーフ訓練所の結界が破られたことから、パーシーが親友・グローバー（アーヤン・シムハドリ）と、キャンプを救う唯一の希望であるゴールデン・フリース（金羊毛）を探して、魔の海へ壮大な旅に出る。新たに出会った異母兄弟・タイソン（ダニエル・ディーマー）の活躍にも注目だ。

●「ディセンダント　ウィキッド・ワンダーランド」（26年配信）

画像は「ディセンダントライズ・オブ・レッド」 — 画像は「ディセンダント　ライズ・オブ・レッド」

「もしディズニーキャラクターに子孫がいたら？」というユニークな発想から生まれ、ディズニー映画に登場する悪役（ヴィランズ）の子どもたちが活躍するミュージカル映画「ディセンダント」シリーズ最新作。前作「ディセンダント　ライズ・オブ・レッド」でのタイムトラベルを経て、レッド（カイリー・キャントラル）とクロエ（マリア・ベイカー）は、おとぎ話でいう「末永く幸せに暮らしましたとさ」の本当の意味を探しに、再び旅に出る。

現代のワンダーランドを舞台としながら、新旧のさまざまなキャラクターたちが登場。前作のラストで警告されていた「時間の流れを変えた代償は大きい」が何を意味するのか、本作で描かれる。

●「ポウル・トゥ・ポウル・ウィズ・ウィル・スミス」（原題）（26年配信）

アカデミー賞俳優のウィル・スミスが、100日間で7大陸を旅する、ナショナルジオグラフィックの新シリーズ。極限の探検に出発し、過酷な自然環境のなかで暮らすとはどういうことかを、身をもって体験する様子から、これまで誰も見たことがないスミスの姿が描かれる。

●「パラダイス」シーズン2（26年配信）

「ブラックパンサー」でウンジョブを演じたスターリング・K・ブラウンが主演するクライムサスペンス。大統領暗殺の疑いをかけられた主人公が陰謀に立ち向かう。

世界レベルのセレブたちが暮らす上流階級の穏やかな住宅街が、衝撃的な殺人事件で崩壊する。国家最高機密情報担当の捜査官・サビエル（ブラウン）は、大統領の凄惨な殺害現場の第一発見者となり、容疑者となる。疑いをかけられた彼は、不穏な捜査に巻き込まれていく。大統領暗殺の裏にうごめく“嘘と真実”とは――？　シーズン2では、さらなる謎と疑惑が展開していく。

●「ザ・テスタメンツ（原題）」（26年配信）

マーガレット・アトウッドの小説をもとに、男性優位の独裁体制が敷かれた近未来国家を舞台に、“侍女”と呼ばれ生殖の奉仕を強制させられる女性の葛藤を描くドラマ「ハンドメイズ・テイル　侍女の物語」の数年後を描く。

新たな世代の若い女性たちにとって、ディストピア的な神権政治国家・ギレアドこそが唯一の現実であり、洗脳される前の外界の記憶はほとんどなかった。結婚させられ、隷属的な人生を送る可能性に直面し、自由と平穏な生活を求める戦いのために、新旧の同盟者を探し求めることを余儀なくされる。彼女たちを待ち受ける未来と成長とは――？

●「アートフル・ドジャー」シーズン2（26年配信）

文豪チャールズ・ディケンズの名作「オリバー・ツイスト」のキャラクターにひねりを加えたオリジナルドラマシリーズ。主人公の通称アートフル・ドジャーことジャック・ドーキンスは、1830年代に著されたディケンズの名作「オリバー・ツイスト」に登場するスリの少年だ。

本作では、50年のオーストラリア、活気あふれるポート・ビクトリアを舞台に、スリとしての素早い指技を、外科医としての華麗で熟練したスキルに昇華させたドジャー（トーマス・ブロディ＝サングスター）の姿が描かれる。シーズン2では、ドジャーと総督の娘、レディ・ベル・フォックス（マイア・ミッチェル）の禁断の関係に危機が迫り、ポート・ビクトリーには殺人犯の影が忍び寄る。

●「マーダーズ・イン・ビルディング」シーズン6（26年配信）

過去にエミー賞を7度受賞している人気ミステリーコメディシリーズの新シーズン。ニューヨークの高級マンション「アルコニア」に暮らす、実録犯罪番組マニアのチャールズ（スティーブ・マーティン）、オリバー（マーティン・ショート）、メイベル（セレーナ・ゴメス）の3人が、マンション内で発生する殺人事件を痛快に解決する。

建物に隠された奇妙な秘密に気付いた彼ら3人は、窮地に立たされ、手遅れになる前に増え続ける手がかりを解読しようと躍起になっていく。その頃、「アルコニア」に潜む殺人者が彼らを狙っていた。

●「一流シェフのファミリーレストラン」シーズン5（26年配信）

エミー賞、ゴールデングローブ賞など数々の賞を総なめにする人気シリーズの新シーズン。米ニューヨークの一流レストランでキャリアを積んだシェフのカーミー・ベルザットが、突然の兄の死により遺されたシカゴの小さなレストランを立て直そうと奮闘する姿を描き、食、家族、そして仕事をめぐる等身大の人間ドラマが多くの視聴者の心を掴んでいる。

主演を務めるジェレミー・アレン・ホワイトは、ゴールデングローブ賞（テレビ部門）の主演男優賞（ミュージカル・コメディ部門）を3年連続受賞。現在公開中の「スプリングスティーン　孤独のハイウェイ」で、若き日のブルース・スプリングスティーンを演じており、歌唱とギター演奏もこなしている。

●「SHOGUN 将軍」シーズン2（配信日未発表）

真田広之をはじめ、「トップガン　マーヴェリック」の原案を手がけたジャスティン・マークスらハリウッドの制作陣により、戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルの小説「SHOGUN」を映像化。シーズン1は“米テレビ界のアカデミー賞”ともいわれる第76回エミー賞で史上最多18部門を制覇し、第82回ゴールデングローブ賞では4部門を受賞し、全米各賞を総なめした。

シーズン2では、吉井虎永役で続投する真田が、エグゼクティブプロデューサーに昇格することが決まっており、1月からバンクーバーでの撮影を控えている。舞台はシーズン1の出来事から10年後。運命が複雑に絡み合い、異なる世界から来たふたりの男たちの、歴史にインスピレーションを得た物語が展開される。水川あさみ、窪田正孝、榎木孝明、國村隼、金田昇が新たに出演することも決定している。