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「プレデター バッドランド」エル・ファニング&ディミトリアス・シュスター=コローマタンギ、過酷な撮影で生まれた絆【独占インタビュー】

2025年11月14日 18:00

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エル・ファニングとディミトリアス・シュスター=コローマタンギ
エル・ファニングとディミトリアス・シュスター=コローマタンギ
©2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

プレデター」シリーズの最新作、「プレデター バッドランド」で主人公の若きプレデター・デクを演じたディミトリアス・シュスター=コローマタンギと、半身アンドロイド・ティアに扮したエル・ファニングのインタビューを映画.comが独占入手した。

画像2©2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

プレデター」シリーズは、1987年公開の第1作からクロスオーバー作品も含め全7作品が製作され、高度な科学技術を駆使した武器を持つ、宇宙で最も危険な戦士プレデターと人類の死闘を描いてきた。

最新作では、これまで“狩る側”だったプレデターが“狩られる側”に回り、シリーズ初となるプレデターを主人公とした物語が始動。未熟ゆえに一族を追われた若きプレデター・デクは、己の存在を証明するため、生存不可能と謳われる最悪の地・バッドランドでより凶悪な獲物を求め、激しい戦いを繰り広げる。彼の旅路には、思いがけない“協力者”となる謎の半身のアンドロイド・ティアが現れ、2人は極限のサバイバルに挑む。

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11月7日に世界同時公開された本作は、日本でシリーズ過去最高のオープニングスタートを切り(※「プレデター」「プレデター2」「プレデターズ」「ザ・プレデター」との比較、先行公開含む)、全米及びグローバルでも「エイリアンVSプレデター」シリーズを含む全フランチャイズ過去最高のオープニング記録を達成している。

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若きプレデター・デク役を務めたコローマタンギは、過去のシリーズを見てプレデター(ヤウージャ族)の文化を理解していったという。「私は彼らのことを、『邪悪な存在ではない。悪意は全くない』と見るようになりました。それはただ、彼らの文化の一部なんです。彼らはヤウージャ人としての義務を果たしているだけ。彼らは自分たちの民族や一族の中で地位や名誉を得ようとしているんです」と説明。

さらに、「ヤウージャ文化において、唯一の方法は、最も大きくて、最も凶暴な者をハントすること。そうすることでヤウージャの文化では、超人的な存在と見なされる。彼らの行動にはちゃんとした目的があるんです」と続けた。

本作では、ファニングが演じた半身アンドロイド・ティアだけでなく、デクの顔もVFX処理されており、映画全編に渡って特殊メイクやVFXがふんだんに使われている。

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チャレンジが大好きだと語るファニングだが、今作の撮影は非常に過酷だったと振り返る。「大変だったのは、ハーネスをつけてディミトリアスと実際に背中合わせになっているという肉体的な負担でしょうか。私たちはワイヤーのリグやボルトで固定されていたんです。だから、肉体的にかなり過酷な状況にいながら、同時に、感情を維持し、この二人のキャラクターの関係性を作り出そうとしていました」と話す。

「撮影中は自分がどれだけ不快なのかなんて考えていられません。キャラクターやそのシーンの心境に入り込まないといけない。だから、そういったことは、この映画をやるまであまり経験したことのない、すごくやりがいのあるチャレンジでした」と、充実した表情で語った。

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ワイヤーワークが多い本作で、上半身だけのアンドロイドを演じたファニングは、コローマタンギの背中に固定されている間、彼の歩行の妨げにならないよう、スリングに座るか、脚をワイヤーで吊り上げなければならなかった。待機中は、L字型になって、背中に固定されたブランコのようなものにぶら下がっていたという。

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ティアが地面に降りるシーンでは、溝を掘ってその中に座って演じた。ファニングは、「スタジオでもロケ地でも、必ず何か掘らなきゃいけなくて、自分で体を動かしながらスムーズに移動する方法を覚えなきゃならなかった。だってティアはロボットだから、そんなの楽勝なんだから!」と、過酷な撮影にも果敢に挑んだ。

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ティアをアンドロイドらしい動きにするため、ファニングはCG用の青いスーツを着てスタントチームと協力して撮影を行った。「ティアは超人的な力を持っていて、人間にはできないようなこともできる。本当に大変でした。ですが、私は若い頃はダンサーだったんです。そのトレーニングのおかげで、自分の体の使い方を全く違う方法で意識できるようになったんです。だから、スタントチームと共に全てうまくやり遂げることができました。もちろん、足はポストプロで消すわけですが、私はスタントの女性たちにそういった身体表現をサポートしてもらいました」と振り返った。

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そして、最新作について、「何より40年に渡って確固たるファン層を持つフランチャイズ、その新シリーズに参加することもそうです。彼らは熱狂的なプレデターファンなんです。そこに私たちが加わり、作品に少し変化を与えたんです。この映画は、ある意味独立した作品。私たちは大胆な方向へ大きく舵を切ったんです。だから、そのプレッシャーを乗り越えつつ、何か新しいことを成し遂げたいということだったと思います。それが今回の挑戦でした。それが私にとって新たな挑戦でした」と、肉体的にも精神的にもチャレンジだったと語った。

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若きプレデター・デク役のコローマタンギは、本作への出演が決まった時の心境について、「興奮しました。本当に象徴的なシリーズですからね。正直、少し緊張もしました。嘘はつきません。エルが言ったように、巨大なファンベースがいて、時には本当に熱狂的なファンもいるシリーズに参加するんですから、不安になることもあります。ですが、私たちはそのチャレンジに立ち向かう覚悟が出来ていましたし、それはなにか、このシリーズに必要なものだったと思います。少し新しいエネルギーと新しい物語が必要だったんです」と力強く語る。

劇中、デクはティアを背負いながら過酷なバッドランドを旅する。ファニングは「私たちは、可能な限り快適でいられるように、間違いなく助け合いました。文字通り、私は彼の背中に乗っているんです。ディミトリアスはいつも私を支えてくれました」と、コローマタンギに感謝。

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「ある日、私たちは『スクワート・キャニオン(SQUIRT CANYON)』と呼んでいた岩場からセットまで、全員がイカダに乗る必要があったんです。その川にはウナギが大量に生息していましたが、私たちはウナギがいることは知らなかったんです。撮影中、そのことを知らなくて本当によかった! ですが、ディミトリウスは本当に……あなたは、あの日、私をすごくサポートしてくれましたね」と振り返る。

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デクが初めて水深数フィートの溝で、酸性の液体を噴射するクリーチャーを目撃するシーンで、ダン・トラクテンバーグ監督も最も印象的だったシーンとして挙げている。トラクテンバーグ監督は、「ディミトリウスはボートでセットまでこないといけなくて、板の上に置いたカメラをその水の上に浮かべて撮影しました。そして、毎回、私が俳優に指示を出すのに、その流れに逆らってとぼとぼと歩かなければならなくて、1日に撮影できるショットはごくわずか。まるでクレイジーな冒険のようでした」と語る。

コローマタンギも、「あれは本当に大変でした。でも、そういった大変な日々を共に乗り越え、常にお互いが大丈夫か確認し合い、彼女がまだ私にしっかりくっついていて、どこかに落ちてしまわないように気を使い続けたことで築けた関係でもあるんです。それはすごく安心できるものでしたし、とても心地のいいものでした」と、過酷な撮影の日々を振り返った。

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コローマタンギは一番大変だったことについて、「暑さだったと思います。スーツの中はすごく暑くなるんです。撮影全体を通して、私は10kgくらい痩せました。それだけ汗をかいていたんです。体から水分がどんどん出ていくんです」と告白。「ですが、彼女(ファニング)は素晴らしいパフォーマーで、私がとても頼りにしていた存在でした。彼女が私を支えてくれていると分かっていましたし、私も文字通り彼女を背中に背負っていました。そうした大変な仕事を経て今、自分たちのやった仕事に誇りを持てるのは、本当に素晴らしいです」と笑顔で語った。

プレデター バッドランド」は全国公開中。

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