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福士蒼汰、福原遥、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗 「楓」切なくあたたかいキャラビジュアル5点

2025年11月12日 18:00

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切なくあたたかい表情とともに、胸に秘めた思いが垣間見えるセリフ
切なくあたたかい表情とともに、胸に秘めた思いが垣間見えるセリフ
(C)2025 映画『楓』製作委員会

「スピッツ」の名曲から誕生したラブストーリー「」から、福士蒼汰福原遥宮沢氷魚石井杏奈宮近海斗ら登場人物5人の切なくあたたかい表情とともに、胸に秘めた思いをとらえた“それぞれの思いビジュアル”がお披露目された。

1998年にリリースされた8thアルバム「フェイクファー」の収録曲「」は、同年にアルバムからシングルカットされ、その後、数多くのアーティストにカバーされ、27年経ったいまも愛され続ける名曲。「スピッツ」の楽曲を、デビュー34年にして初めて映画化する本作では、行定勲監督(「世界の中心で、愛をさけぶ」)がメガホンをとり、髙橋泉(「ソラニン」)が脚本を手がける。藤井風らさまざまなアーティストの作曲、編曲、プロデュースを務めるYaffleが音楽を担う。

物語の中心となるのは、双子の弟・恵(福士)を事故で失った涼(福士/一人二役)と、亡くなった恵の恋人・亜子(福原)。亜子が涼を恵だと思い込むことから、ふたりの運命が動き出し、真実を隠しながらも惹かれ合うふたりのすれ違い、それぞれの秘めたる思いが描かれる。このほど披露されたビジュアルでは、各キャラクターが抱える心の葛藤、迷い、願いが交錯し、「スピッツ」の楽曲がもつ“余白の美しさ”と響き合う世界観が写し出されている。

涼は、弟・恵が事故でこの世を去った後、残された恋人・亜子の前で弟のフリをする。「ただ、君に笑ってほしくて」という言葉に表れているように、喪失感と罪悪感に押しつぶされながらも、彼女の悲しみを少しでも和らげたいという思いで、本当のことを言い出せないまま、亜子と恋人のような時間を過ごしていく。福士は、涼としては「亜子の心を少しでも軽くしてあげたい」という気持ちで接していたと明かしており、その献身的な優しさが、亜子の前で性格の全く異なる弟として生きようとする複雑な感情や、亜子に惹かれていく恋心と重なり、物語の核を形作っている。

画像2(C)2025 映画『楓』製作委員会

亜子は、恵を失った悲しみを受け入れられず、目の前に現れた涼を恵だと信じ込む。普段は明るく振る舞っているが、亜子もまた涼には言えない秘密を抱えており、その心の揺らぎが物語に深い緊張感をもたらす。福原は亜子を、「多分、彼女のなかでも整理できてない部分があったり、複雑な感情を抱えながら日々を生きている女の子」と紐解く。失った恋人を思いながらも、涼と過ごす時間の境界で揺れる亜子。福原の演技から、切ない心情や迷い、そして少しずつ未来に進もうとする意志が繊細に伝わってくる。

画像3(C)2025 映画『楓』製作委員会

梶野(宮沢)は双子の兄弟、涼と恵を最も理解する幼なじみであり、恵の会社の共同経営者でもある。冷静沈着で理性的な性格ながら、心の奥には彼らへの強い友情と痛みを抱えている。涼が亜子の前で恵のフリをしていることを知りながらも、その選択に込められた覚悟を受け止め、「お前の人生ってのがあるんじゃないのか?」と問いかけるように、涼には涼として向き合い、寄り添う。行定監督は「梶野は(涼の)非常に魅力的なバディというか友だち。佇まいがかっこいいのに(天文)オタクで、そのなかにもある品の良さは、氷魚くんだからこそ出せたと思っています」とコメントを寄せる。梶野の存在が、涼の孤独を静かに照らしている。

画像4(C)2025 映画『楓』製作委員会

日和(石井)は、カメラマンとして働く涼の後輩でありながら、密かに彼への思いを抱いている。その純粋さと真っ直ぐな感情は、物語の中盤で重要なアクセントをもたらす。石井は「(日和は)自分に正直だし、人に対しても真っ直ぐで、自分の心の思うままに過ごしている。そこに否定的じゃなく、自分が自分を肯定している感じがすごく好き」と述懐。明るく前向きな一方で、涼への思いやもどかしい立場に揺れ動く姿には、切なさもにじむ。彼女の存在や行動は、真実を隠しながら惹かれ合う涼と亜子の関係に光を当てると同時に、見る者に“さまざまな問い”を静かに投げかける。

画像5(C)2025 映画『楓』製作委員会

雄介(宮近)は、亜子の良き相談相手で、穏やかな包容力をもつバーの店長。温厚な性格で周囲に安らぎを与える一方で、亜子と恵の関係を知っていることから、鋭い洞察力で、涼の存在に違和感を抱き始める。亜子とは長年友人関係にあり、その関係が中盤以降、新たな展開へと繋がっていく。

行定監督は「雄介ってどういうキャラクターにもなりえるのですが、この映画のひとつのテーマでもある“慮(おもんぱか)る”という言葉のように、それぞれキャラクターとの距離感をもちながら宮近くんが演じてくれた。そのおかげで、彼の人間味も出ており、物語にいい影響を与えてくれていました」と語る。雄介が選ぶ言葉や行動は、登場人物たちの気持ちの揺れをそっと受け止め、物語に温かさと柔らかい余韻を添えていく存在となっている。

」は、12月19日に全国公開。

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