大手スタジオの新作なく北米映画市場が低迷 「Regretting You」首位獲得も1000万ドル届かず【全米映画ランキング】
2025年11月5日 18:30

11月第1週の北米映画市場、週末3日間(10月31日~11月2日)の興行成績(米メディア調査会社Comscore調べ)は、ハリウッドの主要スタジオから新作が公開されなかったことが影響し低迷。10月全体の北米興行収入がさらに落ち込む結果となりました。
首位は、ベストセラー作家コリーン・フーバーの小説をアリソン・ウィリアムズとマッケンナ・グレイス主演で映画化したパラマウントの「Regretting You(原題)」。公開2週目の週末で810万ドルを記録しました。週末の興行収入ランキングで1位の作品が1000万ドルに届かないのは、3月第2週の「Mr.ノボカイン」以来となります。
2位は、スコット・デリクソン監督がジョー・ヒルの短編小説「黒電話」を映画化したスリラー「ブラック・フォン」の続編「ブラックフォン 2」。「M3GAN ミーガン」「ブラック・フォン」など数多くのヒット作を生み出し続ける製作会社ブラムハウスが製作を手掛けました。
本作の北米累計興行収入は11月2日までに6100万ドルに達すると予測されており、公開から17日間で興収6240万ドルを記録した第1作「ブラック・フォン」(2022)をわずかに下回るペースで推移しています。
前週1位を獲得した「チェンソーマン レゼ篇」は、週末興収600万ドル予想で3位に。前週から約65%の減少ですが、アニメ作品ではファンが初動で集中的に劇場に足を運ぶ傾向があるため、標準的な落ち込み幅といえます。
4位は、03年製作の韓国映画「地球を守れ!」をヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンのタッグでリメイクした「Bugonia(原題)」。8月に開催された第82回ベネチア国際映画祭でプレミア上映され、高い評価を受けました。観客の満足度を出口調査するシネマスコアでは「B」評価となりましたが、大衆受けを狙った作品ではないため、口コミでのダメージは少なそうです。
また、Netflixで史上最多視聴数を記録している「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」が、2890館で3日間限定で再上映されました。8月下旬に2日間限定で劇場上映された際には、推定週末興収1900万ドルでその週のランキングの首位を獲得しました。Netflixが興収を非公表にしているためComscoreのランキングには入らなかったものの、今回は530万ドルの興収が予測されています。
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