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松たか子初主演映画「四月物語」、歌舞伎一家が出演した経緯は?岩井俊二監督が明かす【第38回東京国際映画祭】

2025年11月2日 19:15

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第38回東京国際映画祭が開催中の東京・TOHOシネマズ シャンテで11月2日、「四月物語」(1998)が上映され、監督と脚本を手がけた岩井俊二がトークショーを行った。

本作が映画初主演となる松たか子が、北海道の親元を離れ、大学に通うために上京した主人公・卯月を演じ、新たな生活で味わう小さな冒険と淡い恋心を描いた青春ドラマだ。

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当時、歌手デビューを控えていた松のために、岩井監督が数曲のミュージックビデオを演出することになったといい、「じゃあ、ショートフィルムも撮ってみようかという話になり、本(脚本)を書いて、この映画が実現した」と企画の立ち上げを述懐する。

松は当時、テレビドラマの撮影で多忙を極めていたが「週1日のお休みを、この作品にあててくれたので、僕らも松さんの休日をお借りして、仕事というよりは趣味感覚で撮っていた」と当時の雰囲気を語った。

映画には松の家族である松本白鸚(当時:九代目松本幸四郎)や、松本幸四郎(当時:七代目市川染五郎)らも出演。岩井監督は「当時、現場で冗談半分に『出てもらえないですかね』って提案したんですけど、翌日、松さんが『昨日、家族会議がありまして、みんな出たいと言っています』って(笑)。まさかと腰を抜かしそうになって、それが一番の衝撃的な思い出ですね」と歌舞伎一家が出演に至った経緯を明かした。

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「たぶんね、娘さん、妹さんを応援したい気持ちだったんだと思います。お父さんは衣装合わせのときに『監督の眼鏡、いいね。それ貸して』って(笑)。お兄さんはガムを噛んでいてもいいですかねって聞いてきて。おふたりとも好き勝手にやられていました」(岩井監督)

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今回は、同映画祭の「日本映画クラシックス」部門での上映で、岩井監督は「もう20数年前の映画で。大変光栄です」と語る一方、「松たか子さんが、当時と今で、まったく変わっていなくて(笑)。クラシックでいいのかなとも思う」と本音。映画「ラストレター」(2020)で再タッグを組んでおり、「松さんに『このまま、四月物語の続きを撮っても、つながりそうですね』って言ったら、本人は照れていました」と話していた。

第38回東京国際映画祭は11月5日まで、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。

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