マイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドが語る「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の普遍性
2025年10月23日 21:00

1985年公開のSFアドベンチャー「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が、今年で40周年を迎えた。世界各地で記念上映が企画されるなか、主演のマイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドが英エンパイア誌の独占インタビューに応じ、同作が今なお愛され続ける理由を語った。
ドクを演じたロイドは、作品が若い世代に与え続ける影響に驚きを隠さない。「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズが若い人々の心に与えた影響の深さには、今も驚かされます。今でも常に話題に上るんです」
一方、マーティ役のフォックスは、作品が現代社会に響く理由をより明確に指摘する。「私たちは今、いじめ文化の中で生きています。至る所にいじめっ子がいる。誰とは言いませんが、本当にたくさんいるんです」とフォックスは語る。
「この映画では、ビフがいじめっ子です。時間もいじめっ子。私個人にとっては、パーキンソン病もいじめっ子なんです。重要なのは、それらにどう立ち向かうか、そして戦いに臨む際の決意です。回復力と勇気の物語なんです」
フォックスが「誰とは言いませんが」と言葉を濁したその先には、現在のアメリカ政治状況があることは想像に難くない。劇中の悪役ビフがドナルド・トランプをモデルにしているという説は広く知られており、弱者が強大な相手に立ち向かうこの構図が、作品の核心を今も鼓動させ続けている。「今、この点に大きな意味があると思います」と続けたフォックスは、「多くの人々がこの映画に反応しているのは、本来なら気づかないような共鳴を感じているからだと思うんです」と持論を明かす。
シリーズ3部作を通じて、観客はマーティが1980年代から1950年代へ、そして2015年へ、最終章では1880年代の西部開拓時代へとタイムトラベルする姿を目撃した。ロイドにとって、この西部劇テーマの完結編は個人的なお気に入りだという。「第3作に入った時は、最終コーナーに入った感じでした。『さあ、楽しもうじゃないか』という気持ちでした。少し自由奔放な感じがあって、それが素晴らしかったんです」と振り返っている。
なお、日本では12月12日より史上初となるIMAX・4D版での1週間限定上映が決定している。
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