マイケル・マン監督「ヒート」続編をユナイテッド・アーティスツが獲得 ディカプリオはクリス役を検討中
2025年10月8日 14:00
Photo by David Jon/Getty Images for Warner Bros. Picturesマイケル・マン監督、ロバート・デ・ニーロ&アル・パチーノ主演の映画「ヒート」(1995)の続編を、米アマゾンMGMスタジオ傘下のユナイテッド・アーティスツが獲得目前であることがわかった。また、米Deadlineによれば、レオナルド・ディカプリオが前作でバル・キルマーさんが演じたクリス・シヘリス役で主演を検討中だという。
「ヒート」続編のキャストにはこれまで、オースティン・バトラー、アダム・ドライバー、ブラッドリー・クーパーの名が挙がっていたが、現在のところディカプリオ以外に出演オファーを受けている俳優はいないとのこと。マン監督は米ワーナー・ブラザースと続編の製作費について長らく交渉を続けてきたが折り合いがつかず、8月にワーナーが企画を手放し、ユナイテッド・アーティスツがマン監督の条件に合意したようだ。
続編にはプロデューサーとして「トップガン」シリーズほか数々のアクション映画を手がけてきたジェリー・ブラッカイマーと、ユナイテッド・アーティスツのスコット・ステューバー(Netflix映画部門の元責任者)が加わり、マン監督と共同で製作を手がける。2026年にクランクインの予定で、まもなく他のキャストも明らかになる見込みだ。
マン監督の代表作のひとつである「ヒート」は、89年製作のテレビ映画「メイド・イン・L.A.」をセルフリメイクしたクライムアクション。犯罪のプロ、ニール・マッコーリー(デ・ニーロ)率いるグループが現金輸送車から多額の有価証券を強奪し、ロサンゼルス市警のビンセント・ハナ警部(パチーノ)は、わずかな手がかりからニールたちの犯行と突き止め、執拗に追跡する。ニールの仲間クリスをバル・キルマーさんが、闇稼業の仲介人ネイトをジョン・ボイトが演じた。
「ヒート」続編は、マン監督と作家メグ・ガーディナーが共同執筆した2022年刊行の続編小説「ヒート 2」を映画化。小説は、前作の後のハナ警部とLAPDから追われ東南アジアへ逃亡するクリスの物語と、88年にマッコーリーとクリスらが西海岸で次々と犯罪を重ねる一方でシカゴ警察の若き刑事ハナが彼らを追うプリクエルの物語と、2つのタイムラインが進行する。
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