テイラー・スウィフト、新アルバムのプロモーション映画で全米興収1位
2025年10月7日 14:00
Photo by Gotham/WireImage/Getty Images米人気歌手テイラー・スウィフトが、新アルバムのプロモーションとして異例の劇場イベントを開催し、週末興行成績で1位を獲得した。12枚目のスタジオアルバム「The Life of a Showgirl」のリリースに合わせて、世界中で3日間限定公開された「The Official Release Party of a Showgirl(原題)」は、北米で3300万ドル、海外1300万ドルを記録し、世界興収4600万ドルを叩き出した。
「The Official Release Party of a Showgirl(原題)」は、2023年の「テイラー・スウィフト:The Eras Tour」のようなコンサート映画でもなければ、20年の「Folklore:ロングポンド・スタジオ・セッション」のようなアルバム制作ドキュメンタリーでもない。また、同じく20年の「ミス・アメリカーナ」のように、彼女の私生活の映像を編集してアーティストとしての成熟を描いたドキュメンタリーとも異なる。
日曜日で劇場公開を終えたこのイベントは、すべてを混ぜ合わせたようなものだった。ミュージックビデオ、メイキング映像、新アルバムの全12曲の歌詞ビデオ(YouTubeでも同時公開)で構成され、最後にスウィフト自身が監督したアルバムのリードシングル「The Fate of Ophelia」のミュージックビデオが世界初公開された。
この独特な映画は世界中のファンを動員した。しかし、23年の「テイラー・スウィフト:The Eras Tour」の北米オープニング興収9300万ドルと比較すれば、今回の数字は見劣りする。とはいえ、世界を巡るツアーが、ライブでスウィフトのキャリアを網羅したショーを観られなかったファンにとって何年分ものプロモーションとして機能したのに対し、「Life of a Showgirl」の映画イベントはわずか2週間前に発表されたばかりだった。
音楽チャートだけでは、もはやテイラー・スウィフトには物足りないようだ。新アルバムをリリースする際、彼女は映画興収も支配することを目指し、それを実現しているのだ。
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