不世出の映画人を偲ぶ「ロバート・レッドフォード追悼上映 in 4K」10月1日から期間限定開催決定
2025年9月26日 17:00

9月16日に89年の生涯を閉じた米俳優ロバート・レッドフォードを追悼し、主演作「追憶」と、監督作「リバー・ランズ・スルー・イット」の4Kリマスター版を、10月1日からBunkamuraル・シネマ渋谷宮下で順次上映することが発表された。併せて追悼上映企画のビジュアルが披露された。
ロバート・レッドフォードは、1936年8⽉18⽇、カリフォルニア⽣まれ。下積みを経て1969年に「明日に向って撃て!」でブレイク、1973年の「スティング」でアカデミー賞主演男優賞候補となり、以降、2018年の俳優業引退まで半世紀にわたりアメリカ映画界を代表する正統派二枚目スターとして数々の名作に出演。1980年に発表した初監督作「普通の人々」がアカデミー賞で作品賞・監督賞・助演男優賞・脚色賞の4冠を獲得し、映画の作り手としても才能を発揮。1981年には若手映画作家を育成する「サンダンス・インスティテュート」を創設し、インディペンデント映画の祭典「サンダンス映画祭」も主催。2002年には映画界への長年の貢献に対し、アカデミー名誉賞が授与された。
Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下では、不世出の映画人レッドフォードに敬意を表し、彼の長いフィルモグラフィーの中でも不動の人気を誇る主演作「追憶 4Kリマスター版」と監督作「リバー・ランズ・スルー・イット 4Kリマスター版」を、映画の日にあたる10月1日から順次上映する。
バーブラ・ストライサンドと共演し、海軍の制服や白いセーターに身を包んだ当時30代半ばのレッドフォードの圧倒的な美しさが際立つ「追憶」、“レッドフォードの再来”として話題となった若きブラッド・ピットを主演に迎え、儚い夏の日差しで青春の憂いと輝きを照らした監督・プロデュース作「リバー・ランズ・スルー・イット」をスクリーンで観られる貴重な機会になりそうだ。
10月3日(金)~10月9日(木)連日10:50
10月1日(水)、2日(木)連日10:25
10月4日(土)、10月6日(月)~10月9日(木)連日19:15

監督:シドニー・ポラック
キャスト:バーブラ・ストライサンド、ロバート・レッドフォード、ブラッドフォード・ディルマン、ビベカ・リンドフォース、ジェームズ・ウッズ
1973年度アカデミー賞歌曲賞・作曲賞受賞、主演女優賞・撮影賞・美術賞・衣装デザイン賞ノミネート
配給:ソニー・ピクチャーズ

監督:ロバート・レッドフォード
キャスト:ブラッド・ピット、クレイグ・シェイファー、トム・スケリット、ブレンダ・ブレッシン、エミリー・ロイド、ジョセフ・ゴードン=レヴィット
ナレーション:ロバート・レッドフォード
1992年度アカデミー賞撮影賞受賞、脚色賞・作曲賞ノミネート
配給:キングレコード
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