“キンタロー。ディカプリオ”、恩人・前田敦子に感謝「すべては彼女から始まった」
2025年9月22日 14:00

カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭で監督賞を制覇した唯一の監督、ポール・トーマス・アンダーソンが、レオナルド・ディカプリオを主演に迎えた最新作「ワン・バトル・アフター・アナザー」。本作の公開前イベントが9月22日に東京都内で行われ、俳優の前田敦子とお笑いタレントのキンタロー。が出席した。これまで数々のハリウッドスターのものまねを披露してきたキンタロー。は“キンタロー。ディカプリオ”として新ネタをお披露目。前田と対面した“キンタロー。ディカプリオ”は、「会いたかった」と喜びを語り、会場の笑いを誘った。

平凡ながらも冴えない日々を過ごす元革命家のボブ(ディカプリオ)。突然、最愛の娘(チェイス・インフィニティ)がさらわれ、生活が一変する。異常な執着心でボブを追い詰める変態軍人“ロックジョー”(ショーン・ペン)。次から次へと襲いかかる刺客たちとの死闘の中、テンパりながらもボブに革命家時代の闘争心がよみがえっていく。ボブはピンチに現れる“センセイ”(ベニチオ・デル・トロ)の手を借りて、戦いに身を投じていく。

熱烈な映画ファンとしても知られる前田だが、この日はボブの娘ウィラ(チェイス・インフィニティ)をイメージしたレザージャケット姿で登場した。いち早く本作を鑑賞した前田は、「心の中で拍手をずっと叩きながら楽しんだ」「めちゃくちゃ面白かったです!」と興奮気味に感想を吐露。「スタートダッシュから『これはすごいものが始まるな』と思った。ぶっ飛ばして始まる。そして、始まりからどんどん展開が変わっていく。先がまったく読めなかった」と冒頭から夢中になって観たと話す。
さらに、ディカプリオがロミオを演じた「ロミオ&ジュリエット」の頃からディカプリオが大好きだという前田は「みんな恋をする」と笑顔を浮かべつつ、「数々の作品を観ていますが、一番好きかもしれないです」と本作のディカプリオがナンバーワンだと惚れ惚れ。「ロミオ&ジュリエット」当時のキラキラした美少年のディカプリオではなく、今回は「すごく愛くるしいお父さん。こんなにお父さん役が似合うんだとびっくりした。ステキすぎた」と今のディカプリオの凄みが詰まった映画だと熱弁していた。


司会からそんなディカプリオが“緊急来日”していると伝えられた前田は、キンタロー。が現れることを知りながらも、「本当ですか…? どうしよう! 会えるんですか」と茶目っ気たっぷりにコメント。 “キンタロー。ディカプリオ”は、「二頭身のレオナルド・ディカプリオです。急いで来たので、エアプレインに八頭身、置き忘れました。皆さんが見ているのは、二頭身の残像」と挨拶して、「今、残像なんだ!」と前田と会場の爆笑をさらった。
その後もディカプリオになりきっていたキンタロー。だが、前田から「愛おしいですね」と声をかけられると、「オーマイガー!」と声を弾ませながら「マイ、神様。フライングゲットの神様。会いたかった、会いたかった。嫌いにならないでください。彼女なしでは飯、食えない。すべては彼女から始まった。足を向けて寝られないです。命の恩人です」とキンタロー。自身の心の叫びを炸裂させながら前田への感謝を口にし、これには前田も「予想以上に熱烈な……」と笑いが止まらなかった。


すでに本作を3回観たというスティーブン・スピルバーグ監督が絶賛しているほか、本国でのプレミア上映を経てアカデミー賞の大本命との声も上がっている本作。ステージでは前田が、“キンタロー。ディカプリオ”に小さなオスカー像をプレゼントする一幕もあった。前田が「最近、大活躍のキンタロー。さん。オスカー像がぴったりな活躍」と称えると、キンタロー。は「ありがとうございます! オスカー像、フライングゲット!」と片足を上げて感激していた。

「ワン・バトル・アフター・アナザー」は10月3日公開。
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