米大手シネコンチェーン、ホラー映画専門パスを販売 “悪魔的”な価格設定
2025年9月21日 21:00

米国最大の映画館チェーンAMCシアターズが、ハロウィンシーズンに向けて業界初となるホラー映画専門のチケットパス「AMC Slash Pass」の販売を開始したと、米ハリウッド・レポーターが報じている。66.66ドルという“悪魔的”な価格設定で、年末まで対象のホラー映画6本を鑑賞できるサービスだ。
映画館チェーンが特定ジャンルに特化したパスを販売するのは、業界初の試み。ホラー映画が安定した動員を記録する中、新たな観客獲得と既存ファンの囲い込みを狙った戦略的な取り組みといえる。
パスの発表は、「死霊館」シリーズ最終章「死霊館 最後の儀式」の全米公開に合わせてタイミングが設定された。同作は週末興行収入6500万ドル以上のオープニングが予想されており、ホラー映画の根強い人気を改めて証明している。
購入者は6回の入場券を複数の参加作品で使い分けることも、友人5人を誘って同じ作品を6人で鑑賞することも可能。全米のAMC劇場で利用でき、オンライン予約の手数料はAMC Stubsの会員ステータスによって異なる。
対象作品には「死霊館 最後の儀式」のほか、9月12日公開の「The Long Walk(原題)」、9月19日の「Him(原題)」、9月26日の「The Strangers — Chapter 2(原題)」が含まれる。10月の第1週末には「Good Boy(原題)」「Shelby Oaks(原題)」「Bone Lake(原題)」が一斉公開される。
その後も「Black Phone 2(原題)」(10月17日)、イーライ・ロス製作の「Dream Water(原題)」(10月24日)、人気ゲーム原作の続編「Five Nights at Freddy's 2(原題)」(12月5日)などが続く。
さらに、リバイバル映画として、10月中には「エルム街の悪夢」「13日の金曜日」「キャンディマン」「スクリーム」といった古典ホラーの名作も200以上の劇場で上映され、パスで鑑賞可能となる。
AMCマーケティング上級副社長のエレン・コパケンは、声明で「ハロウィンシーズンの開幕とともに、ホラー映画ファンに向けたこの新しいサービスを発表できることを嬉しく思います。この秋の注目新作と、ホラー史上最も記憶に残るフランチャイズを生み出した古典作品の両方を祝福するものです」と述べている。
同氏はまた、「ホラーは特にZ世代の観客の間で最も人気の高いジャンルの一つとなっています。彼らはホラー映画が劇場の快適で共同体的な環境で最も楽しまれることを理解しているのです」と語った。
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