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マノエル・ド・オリベイラの長編監督デビュー作「アニキ・ボボ」4Kレストア版、11月公開 ポスターも披露

2025年9月18日 11:00

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ポスタービジュアル
ポスタービジュアル
(C) Produções António Lopes Ribeiro

2025年に没後10年となる、ポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリベイラの長編監督デビュー作「アニキ・ボボ」4Kレストア版が、11月14日より、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて2週間限定公開、ほか全国順次公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルとメイン画像が披露された。

100歳を超えてもなお映画を作り続け、現役最高齢の監督として世界中で話題と尊敬を集めたマノエル・ド・オリベイラ。「私はシネマトグラフの映画監督だ」「映画とは何か?それは幻影だ」と語り、「シネマトグラフ」を発明したリュミエール兄弟や「映画の魔術師」ジョルジュ・メリエスなど最初期の映画との連なりを強く意識するオリベイラ監督は、映画史を体現する唯一無二の存在だ。故ジャン=リュック・ゴダールをはじめ、ペドロ・コスタミゲル・ゴメスなど日本でも人気を得ている現代ポルトガル映画の作家たち、そして濱口竜介監督や三宅唱監督などが特別な映画監督としてその名を挙げている。

25年はオリベイラが106歳で亡くなって、没後10年となるメモリアルイヤー。4月にはその功績を振り返る企画上映が開催され、多くの映画ファンが劇場に駆けつけた。そしてメモリアルイヤーの締めくくりとして、映画史上の傑作と称される「アニキ・ボボ」の4Kレストア版が公開されることになった。

画像2(C) Produções António Lopes Ribeiro

42年に故郷ポルトの街を舞台に製作された本作は、子どもたちの躍動を簡潔かつ大きなスケール感で描き、「ネオレアリズモ」を先駆けたともされる。4Kレストア版は、第82回ベネチア国際映画祭クラシック部門でプレミア上映。製作から80年を超える時が過ぎ、その詩的な魅力に満ちた現代性が再び注目されている。

オリベイラは本作について次のように語っている。

「夜の闇や未知なるものへのおののき、そして私たちの周囲に脈々と息づく生命の魅惑――それらを暗示しようとしたのです。さまざまな障壁、権力や慣習によって閉ざされた世界の単調さと、鮮やかに対照をなすものとして」(1954年の発言より)

ポスタービジュアルは、お仕置き用の帽子をかぶった少年ピスタリムが振り返ってこちらを見つめる一場面を切り取ったもの。キャッチコピーとして、劇中に幾度も登場する「いつも正しい道を進め」という言葉が配置されている。デザインは、成瀬慧中野香が手がけている。


【「アニキ・ボボ」あらすじ】
ドウロ川近郊に暮らす少年たち。カルリートスは内気な夢想家で、エドゥアルドは恐れを知らぬリーダー。二人はともに、グループで唯一の少女テレジーニャに恋をしている。ある日、カルリートスはテレジーニャが欲しがっていた人形を盗み、彼女にプレゼント。そのことをきっかけに少年たちの間に緊張が高まり、カルリートスはグループから仲間はずれにされる……。

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