クリエイティブ・アーツ・エミー賞で「ザ・スタジオ」が最多9冠
2025年9月9日 21:00

ハリウッド映画業界を風刺したApple TV+のコメディシリーズ「ザ・スタジオ」が、9月6日にロサンゼルスで開催された2025年クリエイティブ・アーツ・エミー賞第1夜で最多となる9部門を受賞した。同賞は14日のプライムタイム・エミー賞本戦に先駆けて技術・芸術分野の功績を讃える2夜連続のイベントで、初日は台本のあるドラマやコメディ番組が対象となった。
最多受賞の「ザ・スタジオ」は、セス・ローゲンが主演・制作総指揮を務める業界コメディ。急激に変化するハリウッド映画業界を舞台に、映画会社コンチネンタルスタジオの新代表マット・レミックの奮闘を描く。技術部門8カテゴリーでの受賞に加え、ブライアン・クランストンがゲスト男優賞(コメディ部門)を獲得した。キャサリン・オハラ、キャスリン・ハーンが共演し、ポール・ダノ、ザック・エフロン、マーティン・スコセッシら実在のハリウッドスターも本人役で出演している。
2位はHBO Maxの犯罪ドラマ「THE PENGUIN ザ・ペンギン」で8部門受賞。コリン・ファレル主演の同作は、2022年の映画「THE BATMAN ザ・バットマン」のスピンオフとして制作され、DCコミックスの悪役ペンギンことオズワルド・コブがゴッサム・シティの裏社会で勢力を拡大する過程を描く。メイクアップ、衣装デザイン、ヘアスタイリングなど視覚技術の完成度が高く評価され、受賞8部門はすべて技術・芸術分野だった。
Apple TV+のSFスリラー「セヴェランス」が6部門、Disney+のスター・ウォーズシリーズ「キャシアン・アンドー」が4部門をそれぞれ受賞。Apple TV+は第1夜全体で計15部門を獲得し、ストリーミング配信サービスとしての技術力を印象付けた。
個人賞では「セヴェランス」撮影監督のジェシカ・リー・ガニェが、女性として初めてドラマシリーズ撮影賞を受賞する歴史的な快挙を成し遂げた。また、Netflix「ブリジャートン」でナレーターを担当したジュリー・アンドリュースが声優賞を受賞し、ミュージカル界の名女優がテレビ分野でも新たな評価を獲得した。
クリエイティブ・アーツ・エミー賞第2夜は7日に開催され、バラエティ番組やリアリティ番組部門の受賞者が発表される。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
KILL 超覚醒
【面白すぎてヤバい映画】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“超刺激作”
提供:松竹
ズートピア2
【質問:すみません、今年の冬、どの映画を観たらいいですか?】答え:私は「ズートピア2」を絶対に観ますね!!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ