パラマウント、「コール・オブ・デューティ」実写映画化でActivisionと契約締結
2025年9月7日 23:00

スカイダンス・コーポレーション傘下のパラマウントが2日、ゲーム大手Activisionと人気ファーストパーソン・シューティングゲーム「コール・オブ・デューティ(Call of Duty)」の実写映画化契約を締結したと発表した。全世界で5億本以上を売り上げる超大作ゲームフランチャイズが、ついにハリウッドの大画面に登場する。
今年8月にスカイダンス・メディアによる約80億ドル規模の買収で新体制となったパラマウントにとって、今回の映画化は新体制下での初の大型プロジェクトの一つだ。「トップガン マーヴェリック」をはじめ数々のヒット作を手がけるスカイダンスの映画製作ノウハウが注目される。
「コール・オブ・デューティ」は2003年のデビュー以来、米国で16年連続ベストセラーを記録し続ける人気シリーズだ。第二次世界大戦から現代戦、近未来戦まで幅広い舞台設定で展開され、全世界で数億人のプレイヤーを獲得している。「モダン・ウォーフェア」「ブラックオプス」といったサブシリーズは特に高い人気を誇り、20年以上にわたってポップカルチャーをけん引してきた。
パラマウントの会長兼CEOデビッド・エリソンは「『コール・オブ・デューティ』の生涯ファンとして、本当に夢が叶う瞬間だ」と興奮を語った。「初代『コール・オブ・デューティ』の連合軍キャンペーンから、モダン・ウォーフェア、ブラックオプスまで、数え切れないほどの時間を過ごしてきた。世界中のActivisionとプレイヤーから、この素晴らしいユニバースを大画面に届ける信頼を託されることは、名誉であり責任でもある」
さらにエリソンは製作への決意を示し、「我々は『トップガン マーヴェリック』の制作を導いたのと同じ妥協のない卓越性への取り組みでこの映画に臨む。このフランチャイズとそのファンが求める極めて高い基準を確実に満たすためだ。長年のファンを興奮させながら、新しい世代をも魅了する作品を約束する」と宣言した。
Activisionのロブ・コスティック社長も期待を寄せる。
「『コール・オブ・デューティ』はその歴史を通じて、世界中の何百万もの人々を結び付ける素晴らしいアクションと激しいストーリーで想像力をかき立ててきた。パラマウントという優れたパートナーを得て、臨場感あふれる、息をのむようなアクションを映画的瞬間として大画面に持ち込むことができる」
コスティック社長はさらに「この映画は、シリーズを最初から素晴らしいものにしてきた要素を称え、拡張するものとなる。共通の目標は極めてシンプルだ。コミュニティが愛し、シリーズの新たなファンをも興奮させる忘れられないブロックバスター映画体験を創造することだ」と映画への意気込みを語った。
今回の契約により、パラマウントは「コール・オブ・デューティ」実写長編映画の開発、製作、配給を担当する。両社は長年のファンを満足させながら、新たな観客層にもフランチャイズを拡張していく方針だ。ブランドの豊かな物語性と独特のスタイルを忠実に再現し、ファンと新規参入者の両方に本格的で刺激的な体験を提供するとしている。
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