宮野真守が切なく歌う挿入歌「なにもない僕」 「劇場版スマーフ」本編歌唱シーンを披露!【コメントあり】
2025年9月6日 10:00

「劇場版スマーフ おどるキノコ村の時空大冒険(パラレルアドベンチャー)」で、主人公のひとりノーネームの吹替を担当する宮野真守が歌う挿入歌「なにもない僕」の切ない歌唱シーンを収めた本編映像が披露された。
本作は、ベルギーの漫画家ペヨ(ピエール・クリフォール)によって生み出された世界的人気キャラクター「スマーフ」を映画化した長編アニメーション。これまでの映画シリーズの累計世界興行収入は1600億円超えている。
身長はリンゴ3個分で、青い肌に白い帽子とズボンがトレードマークのスマーフたちは、森の奥の平和なキノコ村で暮らしている。皆がぞれぞれ違った個性を持ち、毎日大好きなダンスを楽しんでいた。そんなある日、村のリーダーであるパパスマーフが何者かにさらわれてしまう。個性がないことに悩むノーネームと、村で唯一の女の子スマーフであるスマーフェットらは、パパスマーフを救い、またみんなで楽しく踊れる日々を取り戻すため、時空を越える大冒険へと繰り出す。

監督は「シュレック3」「長ぐつをはいたネコ」のクリス・ミラー。英語オリジナル版ではリアーナがスマーフェット役の声優を務め、主題歌も担当。さらにプロデューサーとして製作チームにも名を連ねている。その他、ジェームズ・コーデン、ジョン・グッドマンらが声の出演。日本語吹き替え版では、スマーフェット役を早見沙織、ノーネーム役を宮野真守が担当。邪悪な魔法使い兄弟ラーザメルとガーガメル役は山寺宏一が1人2役を務め、茶風林、山路和弘、大塚芳忠といった実力派声優が参加している。
スマーフたちはみんな同じように見えるが、実はそれぞれの性格や特技などの個性に合わせて、ひとりひとり名前が付けられている。みんなに大人気の“インフルエンサー”スマーフ、どこにでも溶け込む“カムフラージュ”スマーフ、どんな音でも出せる“音響効果”スマーフ、スケジュール管理が得意な“カレンダー”スマーフ、心配性の“びくびく”スマーフなど、キャラクターは十人十色。ところが、たったひとり個性がないゆえに“名前すらない”スマーフがいた。それが“ノーネーム”(名無し)だ。

パパスマーフは「名前が無いのがお前の特技だよ」と優しく諭すが、ノーネームは「自分だけみんなと違うってキツい…」と納得できない様子。そんなノーネームがひとり自分の存在に悩む姿をつづった歌が「なにもない僕」だ。ノーネームの吹替を務めた宮野自らがこの楽曲の歌唱も担当し、切なくも優しい歌声で見事にノーネームの心のうちを表現している。
ノーネームの歌声を吹き替えるにあたり宮野は「原音のジェームズ・コーデンさんの歌とお芝居が素晴らしいので、そのマインドやニュアンスも吹き替えで表現できたらと挑み、その上で日本語だからこそ見せられるものにも迫っていった」と、オリジナル版を意識しつつ、そこに日本語の良さも加えられるよう心がけたという。そして「『自分は何者だろう?』というテーマの先に見つける大切なものを、ノーネームの冒険を通してみなさまにも受け取ってほしい」と、観客にメッセージを送った。
なお、本編では「なにもない僕」に対するスマーフェットのアンサーソング「あなたはあなた」も歌われる。オリジナル版ではリアーナが歌った同曲を、こちらもスマーフェットの吹替を務めた早見沙織が自ら歌唱しており、早見がどのように歌い上げているのか、そしてひとり悩むノーネームにスマーフェットはどのような答えを出すのかにも注目だ。
「劇場版スマーフ おどるキノコ村の時空大冒険」は9月19日から全国ロードショー。宮野のコメント全文と「なにもない僕」の歌詞は以下のとおり。

歌:ノーネーム(宮野真守)
なにが できるだろう?
答え探して さまよい続けてる
僕は 名前もない
本当の僕は どこにいるの?
見つからない
輪の外ぽつんとひとり
この気持ちはきっと
誰にも分からない
探し続けても
心は埋められない
誰にも分からない
いつだって僕は
なにもない世界にひとり
…ひとり
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