ファンシーキャラクター「ほっぺちゃん」26年にTVアニメ化決定　久住琳、VTuber・倉持京子らが出演

09年に誕生した「ほっぺちゃん」は、10年代に女子小中学生を中心とするブームを巻き起こしたキャラクター。原宿の直営ショップやグッズ展開で人気を博したが、コロナ禍の影響により運営元のサン宝石が一時民事再生を申請するなど、ブランド存続の危機を迎えていた。25年現在では、全国各地で「ほっぺちゃんフェア」が実施されたり、バンダイとのコラボレーションによりガシャポンが発売されたりするなど、復活の兆しを見せている。

アニメ版「サン王国と黒ほっぺ団の秘密」では、「カワイイ」でつくられた世界「サン王国」の復活をめぐるファンタジー・コメディが展開される。記憶をなくしてしまった迷子のがんそほっぺちゃんは、王国を守る「ガーディアンズ」に加わり、「カワイくない場所」をつくりあげようとする毒のあるほっぺちゃんたちに対抗していく。一方現実世界では、OLの歩々（ほほ）が、日々の仕事と生活のなかで自己肯定感を失い人生の迷子になりかけていた。

がんそほっぺちゃん役を久住琳、スターほっぺちゃん役を鷹村彩花、ハートほっぺちゃん役を伊藤彩沙、ティアラほっぺちゃん役を田中音緒が担当。VTuberユニット「あみゅどる」の倉持京子がおはなほっぺちゃん、みさとらんがメガネほっぺちゃんを演じる。人間のOL・歩々（佐藤歩々）役にはマルチタレントのSachiが配されている。ティザービジュアルには、宝石に映った各キャラクターが描かれている。

監督を「インセクトランド」（CG監督）、シリーズ構成を「パリピ孔明」の米内山陽子、キャラクターデザインをイラストレーターのGurin.が担当する。アニメーション制作は、トムス・エンタテインメント傘下のデジタルアニメスタジオであるトゥーンハーバーワークス（旧：トゥーンアディショナルピクチャーズ）が担う。

なおアニメ化を記念して、8月8日に東京・神田明神で開催される「神田明神納涼祭り」の「アニソン盆踊り」で「ほっぺちゃん音頭」が初披露される。踊りは簡単な振り付けで、来場者の飛び入り参加も可能。

キャスト、スタッフからのコメント全文は以下の通り。