アナ・デ・アルマスに“11の質問”!「バレリーナ」お気に入りシーン、キアヌ・リーブスとの共演を語る
2025年8月20日 18:00

「ジョン・ウィック」ワールドから生まれたシリーズ最新作「バレリーナ The World of John Wick」が、8月22日に日本公開を迎える。同作の主演を務めたのは、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」「ブレードランナー 2049」でも知られるアナ・デ・アルマス。新たな“復讐の女神”イヴ”を演じ切った。
8月上旬には、2017年「ブレードランナー 2049」のプロモーション以来7年ぶりに来日を果たし、日本のファンへ“神対応”を見せていたアルマス。映画.comでは、そんな彼女が本作についての「11の質問」に答えているオフィシャルインタビューを入手した。

【「バレリーナ The World of John Wick」あらすじ・概要】
キアヌ・リーブス主演の大ヒットアクション「ジョン・ウィック」シリーズのスピンオフ作品。シリーズ第3作「ジョン・ウィック パラベラム」とクロスオーバーしながら、新たな暗殺者の復讐劇を描く。主演は「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」「ブレードランナー 2049」のアナ・デ・アルマス。
伝説の殺し屋ジョン・ウィックを生み出した組織「ルスカ・ロマ」で殺しのテクニックを磨き、暗殺者として認められたイヴは、ある殺しの仕事の中で、亡き父親に関する手がかりをつかむ。父親を殺した暗殺教団の手首にあった傷が、倒した敵にもあったのだ。コンチネンタルホテルの支配人・ウィンストンとその忠実なコンシェルジュのシャロンを頼り、父親の復讐に立ち上がるイヴだったが、教団とルスカ・ロマは、はるか以前から相互不干渉の休戦協定を結んでいた。復讐心に燃えるイヴは立ち止まることなく、教団の拠点にたどり着くが、裏社会の掟を破った彼女の前に、あの伝説の殺し屋が現れる。

1、出演のきっかけは?
脚本も物語も、とても気に入った。イヴの役柄も気に入った。私は元々、「ジョン・ウィック」シリーズの大ファンなの。もちろんキアヌも大好き。脚本を読んだ時に、アクションだけでなく、優しさもあふれていると思った。とても素敵な物語ね。
2、イヴについて印象は?
イヴは、ルスカ・ロマによって、バレリーナと暗殺者としての訓練を受けている。幼い頃に体験したことで心に大きな傷を負い、痛みや疑問を抱えている。父親が殺されるところを目撃してしまったの。心の中にある疑問に対する答えが得られず、前に進めないでいる。だから、その痛みをルスカ・ロマの世界に向けるの。父親のことがいつも頭にあって、父親の殺害犯に関して手がかりをつかむと、彼らを見つけて復讐することに全てを打ち込むようになる。

3、訓練のプロセスについて教えてください。
長期間にわたってすごくハードな特訓を受けたわ。筋力トレーニングもたくさんしたし、87イレブンのスタント施設で、何時間も過ごした。最高のスタントチームがついてくれて、この映画に必要なアクションレベルに到達するまで、私を訓練してくれた。訓練の流れもとても良かった。最初はとても基本的なことから始めて、それを土台にしてもっと具体的な内容に入っていった。
アクションシーンのコレオグラフィーを考えたり、私が得意とすることを見極めて、私にとってはどんなことがやりやすいかを考えてくれたの。そうすることで、私がやりやすい戦闘シーンを作り出した。銃とか、映画の中で私が使う武器の扱い方を習うのも楽しかった。自信を持って使いこなせるようにした。撮影初日には、胸を張って臨むことができたし、準備も万全だった。
4、お気に入りのシーンはどこでしょうか?
手榴弾のシーンよ。とても大掛かりな場面だし、激しさがどんどん増していくの。イヴが、その場から生きて帰ろうと頭を使うのがとてもよく分かる。とても複雑だし、大勢の人が彼女に立ち向かっていく。彼女は、手榴弾やハンマー、そしてあらゆる物を使って接近戦を展開するの。とにかく最高にカッコいい。

5、キアヌ・リーブスとの共演についてはいかがでしたか?
彼との再会もうれしかったし、現場の彼を見ることもできてとてもよかった。私は、彼のことをとても尊敬しているの。俳優としても共演者としても、最高な人よ。とても優しいし、全てに対して積極的に取り組むの。諦めることなく、何度も繰り返しトライする。完璧主義だから、他の俳優たちや監督が求めている演技ができるまでとことんやるのよ。私のキャラクターを支えてくれる存在を彼が演じてくれたことは、私にとってとても特別なことだった。また、彼自身がこの映画に出演したいと思ってくれたことも、とてもうれしかったわ。

6、ノーマン・リーダスとの共演についてはどうでしょうか?
ノーマンはとても存在感がある人で、カメラの前で独特なエネルギーを醸し出す。説得力があって、どこか落ち着きがあるの。それにすごくカッコいいし、プロ意識も高い。彼自身がこの映画の世界を楽しんでいるということが手に取るように分かるし、自信を持ってアクションシーンを演じていた。私との相性もとても良かったのよ。

7、では、イアン・マクシェーンとの共演は?
イアンは最高の俳優で、とても優しい人なの。彼とは、図書館シーンの撮影で初めて会った。私はこの場面で、自分が「ジョン・ウィック」の世界に入ったと初めて実感したの。本物のコンチネンタルホテルで、本物のウィンストンと会っているような気分になった。この場面に登場するキャラクターは皆、とても重要なキャラクターで、私は彼らがセットに勢揃いするのを見て、自分が本当にこの世界に生きているんだと感じた。

8、アンジェリカ・ヒューストンとの共演にについても教えてください。
アンジェリカ・ヒューストンは、女性としても俳優としても、特別な存在ね。彼女のキャリア、演技、全てが素晴らしく、私は彼女と一緒に過ごした時間を何から何まで楽しみ尽くした。彼女と共演できたことは、忘れられない体験よ。
9、レン・ワイズマン監督との仕事はどうでしたか?
レンは、素晴らしい監督で、人の意見によく耳を傾けてくれる人なの。チームで仕事をするのが好きで、人から意見を投げかけられるのを歓迎してくれる。これはとても素晴らしいことよね。実は、こういう人はなかなかいないと思う。この種の映画の経験が豊富で、才能豊かだし、ユーモアのセンスがあって茶目っけたっぷりなの。彼との仕事はとても楽しかった。一緒に仕事がしやすい人よ。


10、「ジョン・ウィック」ファンは、どんな反応を見せると思いますか?
違和感なく観られると思うわ。この映画を観て、シリーズの延長のような印象を受けると思う。この映画を通して、「ジョン・ウィック」の世界を別の角度から探究することができる。観客は、この世界にどんなルールが存在するか、そのルールに違反したらどんな結果が待っているか、ルスカ・ロマとはどんな組織で、この世界には他にどんな組織があるかを理解するようになる。また、暗殺者になりたいと思う人を見て、新鮮な気持ちになると思うわ。アクションも最高だし、セットも最高。最初から最後までとても楽しくてエキサイティングな映画よ。

11、では最後に「バレリーナ The World of John Wick」を“映画館で観る”ことについて、その魅力を教えてください。
特にこういった映画は、大きいスケールで体験するように作られている。映画の規模や詳細、そして危険をしっかりと体感してもらうように意図されているの。ポップコーンを持って座席から身を乗り出して楽しんでほしい。サウンドも映像も、キャストも、表現される感情もね。絶対に映画館で観るべきよ。
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