メル・ギブソン監督「パッション」続編、2部作として2027年春公開決定
2025年8月11日 11:00

2004年に世界総興収6億1000万ドルの大ヒットを記録したメル・ギブソン監督作「パッション」の続編が、2部作になることが決定した。米エンターテイメント・ウィークリーによると、ライオンズゲートが「The Resurrection of the Christ: Part One(原題)」と「The Resurrection of the Christ: Part Two(原題)」として発表している。
前作「パッション」は、イエス・キリストが十字架にかけられる最後の12時間を描いた作品。ギブソン監督が私財3000万ドルを投じて製作し、世界的な話題作となった。続編では、キリスト教の核心的教義である“復活”を中心に、さらに壮大な物語が展開される予定だ。
公開日程にも意味が込められており、「Part One」は2027年3月26日の聖金曜日に、「Part Two」は40日後の5月6日昇天祭に設定されている。聖金曜日はイエスが十字架にかけられた日、昇天祭はイエスが天に昇ったとされる日で、40日という間隔も聖書に基づいている。
ギブソン監督は今年のポッドキャストで続編について「今まで読んだことがないような、常識を超えた強烈な内容の脚本」と表現。物語は天使の堕落から始まり、最後の使徒の死までを描く壮大なスケールとなる。「地獄に行く必要がある。サタンも登場させる必要がある。超野心的だが、挑戦してみる」と構想を語っている。
キャストには前作に引き続き、ジム・カビーゼルがイエス・キリスト役で、モニカ・ベルッチがマグダラのマリア役で出演予定。ギブソン監督は製作パートナーのブルース・デイビーとともにプロデュースを担当する。
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