ミシェル・ルグラン×ジャック・ドゥミ監督による不朽の名作3作品のレトロスペクティブ上映が決定
2025年8月5日 09:00

映画音楽の巨匠ミシェル・ルグランに迫るドキュメンタリー「ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家」の公開を記念して、ルグランと盟友のジャック・ドゥミ監督がタッグを組んだ旧作3作品のレトロスペクティブ上映が、9月19日から新宿武蔵野館ほか全国で順次公開されることが決定した。
今回上映されるのは、「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」「ロバと王女」の3作品。併せて披露されたポスターは、ルグラン&ドゥミのコンビが生み出した名作3作品の世界観を、パステルカラーとレトロなタイポグラフィで表現している。
なお、「ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家」と併せて旧作3作品を鑑賞した人は、先着60名で“オリジナル折り畳み傘”がプレゼントされる。詳細は後日、映画公式サイト(https://unpfilm.com/legrand/)ならびに公式X(@legrandjp)で発表される。

■「シェルブールの雨傘」

ジャック・ドゥミ監督&カトリーヌ・ドヌーブ主演で第17回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した1964年の傑作ミュージカル。フランス北西部の港町シェルブール。自動車修理工の青年ギイと傘屋の娘ジュリビエーブは結婚を誓い合った恋人同士だったが、ギイに送られてきたアルジェリア戦争の徴兵令状が2人の人生を大きく翻弄する。
全編音楽のみで展開し、セリフがすべて歌詞になっているという、映画としては画期的な方法で制作された。ルグランの音楽が評判となり主題歌も大ヒット。ドヌーブの出世作としても知られている。歌唱部分は全て、歌手による吹替えが行われている。
■「ロシュフォールの恋人たち」

年に一度のお祭りで賑わうロシュフォールの街で、美しい双子の姉妹ソランジュとデルフィーヌは運命の恋人の出現を待っていた――カトリーヌ・ドヌーブとドヌーブの実姉フランソワーズ・ドルレアックが双子の姉妹役を演じた、1967年製作のミュージカル映画。「雨に唄えば」のジーン・ケリー、「ウェスト・サイド物語」のジョージ・チャキリスもアメリカから参加しており、潤沢な予算のもと、クレーンを駆使したダイナミックな立体撮影と豪華キャスト陣を起用した、フランス映画の枠を超えた色彩と音楽とダンスの饗宴が見どころ。
■「ロバと王女」

ジャック・ドゥミ監督が、シャルル・ペローの童話「ロバの皮」をカトリーヌ・ドヌーブ主演で実写映画化し、フランスでドゥミ監督最大のヒットを記録したミュージカル映画。病床の王妃は夫である王に、再婚するなら自分より美しい女性を選ぶように言い残してこの世を去った。世継ぎを望む王が求婚したのは、なんと実の娘である王女だった。困った王女はリラの妖精に相談し、結婚の条件として様々な無理難題を王に突きつける。しかし王はすべてを受け入れ、財宝を生むロバすらも殺して皮を王女に与えてしまう。王女はロバの皮をまとって王宮を抜け出し、森の小屋で下女として働き始めるが……。
■9月19日(金)から上映
[東京]新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA
[大阪]大阪ステーションシティシネマ
[京都]アップリンク京都
[愛知]伏見ミリオン座
[兵庫]シネマ神戸
[大阪]大阪ステーションシティシネマ
[京都]アップリンク京都
[愛知]伏見ミリオン座
[兵庫]シネマ神戸
■10月11日(土)から上映
[北海道]シアターキノ
[沖縄]桜坂劇場
[沖縄]桜坂劇場
「ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家」は、9月19日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。

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