クリステン・スチュワート主演、A24「愛はステロイド」愛と暴力が暴発する衝撃のロマンス編予告が完成
2025年8月3日 12:00

A24のクィア・ロマンス・スリラー「愛はステロイド」で、主人公たちの出会いと、その出会いがもたらす犯罪の暴発を捉えた新たな映像「ロマンス編予告」が完成した。主演のクリステン・スチュワートとケイティ・オブライアン、ローズ・グラス監督からのメッセージ映像も寄せられている。
本作は、米映画批評サイトRotten Tomatoesで94%フレッシュ(8月1日時点)という高評価を獲得。ゴッサム・インディペンデント映画賞をはじめとする世界各国の映画賞に44ノミネートを果たし、第74回ベルリン国際映画祭にも出品されている。また、「ピンク・フラミンゴ」などで知られる鬼才ジョン・ウォーターズが“2024年最高の映画”に挙げており、ノワール、ラブストーリー、スリラー、ユーモア全てを表現するジャンルレスな映画となっている。
物語の舞台は、1989年。トレーニングジムで働くルーは、自分の夢をかなえるためにラスベガスに向かう野心家のボディビルダー、ジャッキーに夢中になる。しかし、町で警察をも牛耳る凶悪な犯罪を繰り返す父や、夫からDVを受け続ける姉を家族に持つルーを庇おうとするジャッキーは、思いもよらない犯罪網に引きずりこまれることになる。

監督は、狂信の末に暴走するカトリック信者の看護師を描いたホラー「セイント・モード 狂信」で長編映画デビューを果たし、世界に衝撃を与えた新鋭ローズ・グラス。前作で彼女の才能に惚れ込み北米配給を担当したA24が、本作の製作にFilm4と共に名乗りを挙げた。グラスはその期待に応え、官能的なクィア・ロマンスに退廃的なフィルム・ノワール、デビッド・クローネンバーグを想起させるボディ・ホラー、そしてデビッド・リンチが愛するシュールレアリズムまで、あらゆるジャンルを横断しながら、映画そのものに中指を突き立てる衝撃作を完成させた。
父親を嫌悪しながらもその影響下から逃れられない女性・ルーに扮するのは、クリステン・スチュワート。流浪のボディビルダー・ジャッキーと運命的な出会いを果たしたことをきっかけに虚無的な日常から抜け出し、愛する者を守るために奮闘する女性をアグレッシブに演じる。ルーのパートナーとなるジャッキーに抜擢されたのは、同じくクィアであることを公表し、かつてボディビル選手として活躍し、「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」にも出演するケイティ・オブライアン。ルーの父親を演じるエド・ハリスをはじめ、ジェナ・マローン、アンナ・バリシニコフら実力派キャストからも目が離せない。

ロマンス編予告は、ルーを演じたスチュワート、ジャッキーを演じたオブライアン、そしてローズ・グラス監督のウィットに富んだメッセージ映像で始まる。1989年のアメリカ、ニューメキシコを舞台に、ボディビルダーになるのを夢見てこの地を訪れたジャッキーと、トレーニングジムで働くルーの運命的な出会いを映し出す。出会った瞬間から惹かれ合う二人。だが、彼女たちに訪れた幸せなひと時は長くは続かなかった…。
ルーには、姉に暴力を振い続ける義弟と、凶悪犯罪を繰り返しながら警察をも牛耳っている父がおり、彼らに翻弄され窮地に立たされていた。ある日、彼女に変わって彼らを制裁したのは、ジャッキーだった。お互いのために行動したはずの二人は、あっという間に犯罪に巻き込まれ逃げることすらできなくなっていく。やがて二人の間にも亀裂が走りはじめ、ルーに勧められたステロイドを使い、日に日に増強されていくジャッキーの身体と心と共に、愛と暴力の連鎖はさらに加速していく――。果たして、ルーとジャッキーに待ち受ける結末とは。
「愛はステロイド」は、8月29日から全国ロードショー。
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