裏社会に身を落とした若者たちは闇ビジネスから抜け出せるのか? tuki.が初の映画主題歌を担当、「愚か者の身分」予告完成
2025年7月25日 05:00

北村匠海、林裕太、綾野剛が共演した逃亡サスペンス「愚か者の身分」の予告編(https://youtu.be/sZrCi5AURgw)と本ビジュアルがお披露目。あわせて、シンガーソングライターのtuki.が初めて映画主題歌を担当し、本作のために「人生讃歌」を書き下ろしたことも発表された。
原作は、「マルチの子」の西尾潤氏のデビュー作で、第2回大藪春彦新人賞を受賞した同名小説(徳間文庫刊)。貧しさから闇ビジネスの世界に足を踏み入れ、抜け出せなくなった3人の若者たちの運命と、友との絆を描く。そしてNetflixドラマ「今際の国のアリス」シリーズや「幽☆遊☆白書」などを手がけたプロデューサー集団「THE SEVEN」が、初の劇場作品として映画化。彼らの“3日間”の出来事を、3人それぞれの視点が交差するトリック感のある展開でエンタテインメントに仕上げながら、若者たちの貧困、世界に侵食される日本、闇ビジネスの深淵など、社会的テーマも織り込まれている。
北村、林、綾野に加え、山下美月、矢本悠馬、木南晴夏が共演した。メガホンをとったのは、岩井俊二監督のもとで長年助監督を務め、「Little DJ 小さな恋の物語」「いけいけ!バカオンナ 我が道を行け」などで知られる永田琴監督。「ある男」で第46回日本アカデミー賞の最優秀脚本賞を獲得した向井康介が、脚本を担当した。
予告編は、タクヤ(北村)と弟分・マモル(林)が肩を組みながら、歌舞伎町で束の間の青春を楽しむ姿から始まる。劣悪な家庭環境から、この世界に居場所がなかったふたりは、生活のために“闇”で生きるしかない。日々、SNSで女性を装い、言葉巧みに身寄りのない男性たち相手に個人情報を引き出し、戸籍売買を行っていた。タクヤをこの道に誘った兄貴分的存在で、裏社会の運び屋・梶⾕(綾野)は、タクヤに頼まれた2枚の偽造免許書の理由を問いかけると、タクヤは「自分がマモルをこの世界に引きずり込んだから抜けさせたかった」と本音を漏らす。
しかし一方で、半グレたちが血相を変え、タクヤを追い詰めていくシーンも。タクヤはマモルの未来を、梶谷はタクヤの身を案じ、3人は危険と分かりながらも、ともに一縷の望みをかけて動き出す。一体、タクヤは何を仕掛けたのか? 裏社会に身を落とした若者たちが、本当に信じたものとは――? 目が離せない緊迫感溢れる映像に仕上がっている。

そして、ギリギリの“今”を生きる男たちに、「人生美しい そう思えればいいのに」と寄り添う主題歌は、第75回NHK紅白歌合戦に現役女子高生シンガーソングライターとして初出場を果たしたtuki.による「人生讃歌」に決定。「ままならない現実に直面する登場人物たちに寄せて『人生讃歌』という曲を提供させていただきました。結果的に、私がたいせつな人たちに伝えたいことがとてもストレートに歌えた曲になりました。映画と楽曲を是非お楽しみに」と、コメントを寄せた。
本ビジュアルは、タクヤ、マモル、梶谷の3人が、ネオン輝く新宿・歌舞伎町の街をバックに、肩を寄せ笑い合う姿を活写。「生まれ変わるんだ。」というコピーにもあるように、“闇ビジネス”の世界で生きるしかなかった3人に、どんな未来が待っているのか、本編が気になるビジュアルとなった。
「愚か者の身分」は、10月24日に全国公開。
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