タイカ・ワイティティ、新「ジャッジ・ドレッド」監督に就任
2025年7月24日 16:30

「マイティ・ソー」シリーズや「ジョジョ・ラビット」で知られるタイカ・ワイティティ監督が、イギリスの人気コミック「ジャッジ・ドレッド」の新作長編映画の監督を務めることが明らかになった。米ハリウッド・レポーターが報じた。
脚本を担当するのは、「フォール・ガイ」や「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」などで知られるドリュー・ピアース。関係者によれば、ワイティティとピアースは子どもの頃からコミックを愛読していた旧知の仲で、長年にわたり一緒に取り組める作品を探していたという。
原作は1970年代後半に、ジョン・ワグナーとアーティストのカルロス・エズクエラによって生み出された。ディストピア都市メガシティ・ワンを舞台に、警察官でありながら裁判官・陪審員・死刑執行人としての権限を一身に担う究極の法の番人ドレッドの戦いを描く。1995年にシルベスター・スタローン主演、2012年にカール・アーバン主演で実写映画化されている。
今回の新作映画は、これら過去作の路線を踏襲するのではなく、原作コミックの世界観やダークなユーモアを強く反映した内容になる見込み。エンタメとしてのSFブロックバスターでありながら、文化的メッセージを帯びた作品を目指しているという。映画を起点に、「ドレッド・ユニバース」構想も視野に入れているようだ。
製作には、「ジャッジ・ドレッド」の映画化権を持つリベリオン・デベロップメンツのクリス・キングスリー、ジェイソン・キングスリー、ベン・スミスのほか、バーティ語・メンターテインメントのロイ・リー、ジェレミー・プラット、ナタリー・ビスカソ、脚本家ピアースらが名を連ねる。
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